文部科学省の平成１９年度「専門職大学院等教育推進プログラム」（申請４８件、選定２０件）に明治大学法科大学院が申請していたプログラムがこのたび、選定された。

　今回選定された「全国法曹キャリア支援プラットフォーム」は、明大法科大学院を中心に13の法科大学院が共同で実施するプログラム。

　法科大学院の在学生と修了者にウェブを通じたキャリアプランニングと就職支援を行い、法曹･法務関係の求人･求職情報をデータベース化、法律職に円滑に就くことができるジョブマッチングシステムを構築することが狙い。

　さらには米国の事例を参考に、採用のガイドライン・内定時期の基準策定、法曹としての意識涵養、法科大学院・法律事務所・企業法務部の会員リスト作成、諸官庁･自治体等の求人紹介、求職用シート雛形作成、求人情報収集、就職活動ガイドラインの策定、エクスターンシップ情報・給与情報の収集･公開、関連書籍情報の提供など多岐にわたり、我が国では先駆的な試みとなる。

　本年度末には新修了生と２年次在学生の登録を行うとともに、弁護士事務所や企業法務部に利用の働きかけを行う予定で、法科大学院協会、日本弁護士連合会、経営法友会など関連諸団体とも協議を開始している。

　明大法科大学院は、新司法試験合格のみならず、修了生の就職までが法科大学院教育の一環であると捉え、支援体勢の充実を目指している。

（法科大学院）



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