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明治大学広報
第590号(2007年12月1日発行)
駿風
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 映画「北極のナヌー」を観た。最近の報道では、北極海の海氷面積が過去30年の平均より168万平方キロメートル(日本国土の4倍半)も縮小したという。点在している島と島を結ぶ氷の道が無くなり、エサ場の生活圏が減少する。シロクマのナヌーが母グマから、北極で生きる術を教わるが、それが地球温暖化で通用しないなか、本来動物が持つ生命力でその変化を克服する姿を感動的に描く。

 政府は途上国の森林破壊を防ぎ、二酸化炭素の削減のため、世界銀行が行う「森林炭素パートナーシップ基金」に1千万ドルの資金拠出を表明。都も東京湾に海の森の整備等を目途に「緑の東京募金」を開始。岩手県は良好な魚場環境を保つため、独自に全国初の「県魚場環境保全士」制度を導入した。明大も「ISO14001」の認証取得後、適合の判定を受け、さらなる環境配慮を推進中である。

 時代は動いている。「ナヌーの北極」が厚い氷を取り戻すために、自然環境保全という時代の変化を「知ろう」とすることが「語る力」に、そして「行動する力」につながることを。




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