明治大学図書館アフリカ文庫選定委員会（委員長＝福田邦夫商学部教授）は１０月１８日、駿河台校舎中央図書館の多目的ホールにおいてフランス国立東洋言語文化研究院（ＩＮＡＬＣＯ）前副学長のクロード・アリベール教授を招いて公開講演会「マダガスカル─昨日・今日─」を開催した（写真）。

　マダガスカル研究の世界的権威であるアリベール教授は、世界で３番目に大きな島であるマダガスカルの社会や人々の考え方・習俗等について、政治や経済の状況と関係づけながら講演。福田教授の通訳と解説を交えながら、マダガスカルを身近に感じることができる内容となった。

　明治大学アフリカ文庫は、１９７９年、当時のセネガル共和国大統領レオポール・セダル・サンゴール氏に明大が名誉博士の学位を贈ったことにより、同氏から献辞本が寄贈されしたことに端を発する、アフリカ大陸各国に関する資料群。現在ではその蔵書数も約６５００冊にのぼり、わが国有数のコレクションとなっている。このコレクションを広く知ってもらうため、アフリカ文庫では毎年アフリカに関するさまざまなイベントを実施している。今回の講演会もその一環として開催された。

　なお、アフリカ文庫には、アリベール教授の著書も収蔵している。中央図書館地下３Ｆ自動書庫のアフリカ文庫コーナーに足を運んで、本学アフリカ研究の一端をぜひご覧いただきたい。

（学術・社会連携部図書館管理グループ）

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