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明治大学広報
第591号(2008年1月1日発行)
ALL明治でイノベーション創出を
第5回産学交流シンポジウム
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 第5回明治大学産学交流シンポジウムが12月1日、駿河台校舎リバティホールで開催された。

 このシンポジウムは、明大出身の企業役員、連合駿台会、全国の校友関係者らを招き、明大の役員・役職者をはじめとする教職員との交流を図り、産学交流の契機とするもの。今回のテーマは「イノベーション時代の大学と企業 イノベーションの創出に向けて─ALL明治の挑戦」で、当日は招待者を含めおよそ250人が出席した。

 シンポジウムの冒頭、実行委員長の宗近博邦明大理事が、歓迎の言葉と本シンポジウムの開催趣旨を述べた後、大学を代表して長吉泉理事長があいさつ。大学の近況を報告するとともに、「このシンポジウムを契機に産学連携の実質的な成果があがることを期待している」と語った。

 続いて、納谷廣美学長が「明治大学の挑戦─グローバル時代をリードする創造的人材の育成」と題し、基調講演。納谷学長は、現在の日本は「第三の開国期」とし、「自ら夢を語り、自らが世界で活躍できる道を見いだせる人材を育成していきたい」と締めくくった。

 第二部では、明大OBの川田達男セーレン(株)代表取締役社長(1962年経営卒)と柳谷孝野村證券(株)執行役副社長(75年商卒)の2氏が特別講演を行った。

 「時間と距離の壁を超えた企業革命─ベンチャーへの挑戦」と題して講演した川田氏は、かつて栄華を誇った繊維産業が斜陽産業と化し、会社が“どん底”の状態だった87年8月に社長に就任。これまでアナログの世界と言われてきた繊維産業に、IT技術を導入し、会社の建て直しに成功したことを紹介。「企業が成長を続けるためには常に『革新』が必要。企業としてベンチャー・ビジネスに取り組んだことが現在の成功につながった」と語った。

 柳谷氏は「M&Aは日本企業を変えるか」をテーマに、日本のM&A(企業合併・買収)についてここ数年の市場拡大の背景、歴史などを解説。

 「M&Aは企業が成長を持続するための有効な手段の一つ」と語り、「イノベーションは企業が生き残るための鍵」とイノベーションの重要性を強調した。

「駅中でゆっくりメイクを」 
ビジネスアイデアコンテスト 


 特別講演に続いて、明治大学ビジネスアイデアコンテスト2007の表彰式が行われた。山元洋社会連携促進知財本部長の講評の後、最優秀賞(賞金50万円)1件、優秀賞(同10万円)2件、奨励賞7件の代表者に対し、長堀守弘連合駿台会会長から賞状と目録が手渡された。

 最優秀賞は「こんなサービスほしかった…。駅ナカのメイク生活支援サービス『駅de Beauty』が貴女のメイクライフを変えます!」(代表=川口高弘さん・大学院グローバル・ビジネス研究科1年)で、川口さんほか5名のメンバーがプレゼンテーションを行った。

 受賞したアイデアは、駅構内に女性がゆっくりメイクや着替えができるスペースを提供するもの。代表の川口さんは「最近、電車の中でメイクをする女性を見る機会が増えた」ことからこのアイデアを着想。最後に「女性が幸せでいることが、周囲の男性も幸せにする」と語り、プレゼンを締めくくった。



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自社再建に成功した川田氏



日本のM&Aを語る柳谷氏




































多彩な着想が競い合った
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