学部３年生・大学院生の就職希望者の皆さんは、この冬季休業期間に就職活動の準備を進めていることと思います。

　雇用環境は、２００８年３月卒業予定者の大学生・大学院生に対する求人倍率が２．１４倍（昨年１．８９倍）と、１６年ぶりに２倍を超えています（リクルートワークス研究所調べ）。

　いわゆる「売り手市場」の雇用環境は、一部に不透明な部分はあるものの、企業の求人意欲が高いことから、ここ数年続くものと予想されています。一方で就職希望者が多い企業では、質の高い人材の確保をめざし「厳選採用」が定着しています。皆さんは、「企業に選ばれる立場」でもあることを忘れないでください。企業の人事担当者との情報交換では、「コミュニケーション能力」、「協調性」、「熱意」等を学生に求めています。

　就職活動を進めるにあたっては、早い時期から就職活動のプランやスケジュールを立ててください。特に公務員志望の方は、筆記試験の範囲が広く、早めの対策が必要となります。

　また、目標の企業に就職するには、情報収集と自己分析が不可欠です。情報源として新聞や雑誌、インターネット等がありますが、基本は、自分の足を使い業界・企業の情報を集め、フェイス・トゥ・フェイスで多くの人、ＯＢ・ＯＧと会うことです。本学の卒業生は、すでに40万人を超え、各界で活躍し、社会的に高く評価されています。皆さんは、本学の学生であることに自信を持ってチャレンジしてください。

　就職・キャリア形成支援事務室では皆さんの就職・活動に対し、一丸となった支援体制をとっています。具体的には、対面重視の進路・就職相談や学内企業セミナー、マナー講座、エントリーシート対策講座、グループワーク講座、ＯＢ・ＯＧを招いての仕事研究セミナー等、多種多様な支援を行っていますので、当事務室を大いに活用してください。

　最後に、ご父母の皆様におかれましては、就職について親子で充分にお話をしていただき、人生の先輩として、一人の企業人として、側面からのご支援をお願いいたします。


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