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明治大学広報
第592号(2008年2月1日発行)
グローバル・ビジネス研究科でシンポジウム
最新のビジネステーマを取り上げる
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 明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科(MBS)では、2007年度の研究教育活動の一環として、11月13日と12月18日に駿河台校舎リバティホールでシンポジウムを開催しました。

 11月に開催したシンポジウムでは「企業不祥事とコーポレート・ガバナンスの動向」という少々センシティブなテーマを設定しました。不祥事が続く昨今の社会状況にあって、ビジネスの真髄を求めているMBSとしては、避けずに正面から問題を提起しました。

 そこで、この問題で渦中にあった不二家の新社長である櫻井康文氏に登壇願いました。「我が社の再生への取り組み」というテーマで、問題点を大まかに開陳していただき、前後の対策や改善策、マスコミ対応など現実感に溢れた有益な教材を提供していただきました。

 その後、法律的な視点から、「裁判例にみる企業不祥事」の現状、対応等を明大法科大学院特任教授の金野志保弁護士が講演。続く第二部では「コーポレート・ガバナンスの新方向を探る」ためのパネルディスカッションをMBSの教員4人で行い、その方向性を検討しました。

 12月には、みずほ証券の後援を得て、シンポジウム「M&Aによる価値創造〜ポストM&Aの課題」を開催しました。内容は、M&Aを成功させるためのプロセスの観点から、PMI(ポストM&Aインテグレーション)の話題を中心に企画したものです。講演は、JFEホールディングスの岡田伸一常務執行役員に「JFEホールディングスの経営統合」、アビームM&Aコンサルティングの岡俊子代表取締役(MBS講師)に「最近のM&Aの動向と展望」をお願いしました。
 その後パネリストとして、刈屋武昭MBS研究科長、みずほ証券の田村俊夫戦略開発総括部長が加わり、議論を掘り下げる観点から、合併人事問題の対応策、M&A成功のための経営者の役割、無形資産統合等、実例に基づく興味深い話題が多く紹介され、みずほ証券の松田清人副社長のあいさつで幕を閉じました。

 MBSでは、今後もシンポジウムを「社会との知的なコミュニケーションの場」「知識体系吸収の場」として開催していきます。

(大学院グローバル・ビジネス研究科)



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不二家の櫻井社長


みずほ証券の松田副社長

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