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明治大学広報
第592号(2008年2月1日発行)
「学び直し」で地域活性
意欲的な受講者が多数参加
−嬬恋・飯田でシンポジウム−
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 2007年度文部科学省「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」に選定された「広域連携による地方活性化のための潜在的な社会参加ニーズ対応就労促進プログラム」(本紙第587・589号既報)のシンポジムを11月に群馬県嬬恋村(18日=写真上)と長野県飯田市(23日=写真下)で開催した。

 このプログラムは、学び直しの機会から取り残された人たちに、その必要性を気づかせ、社会貢献を促進するもの。これまで明大との連携事業が行われてきた5地域(嬬恋村、飯田市、長野県長和町、和歌山県新宮市、鳥取県)で、再チャレンジできる人材の育成、地域活性化を目的とした講座を実施する。

 今回のシンポジウムは両地域のプログラムの第一回目として開催され、ともに自治体のトップである熊川栄嬬恋村長、牧野光朗飯田市長が参加し、盛況となった。「結果を出さなければ今回のプログラムは失敗と判断されても構わない」という明大側の強い決意が村民、市民の方に伝わったのか、嬬恋村で30人以上、飯田市でも20人ほどの受講者が参加した。しかも強い意欲を持って臨んだ方が多かったことが印象に残った。

 嬬恋村ではシンポジウム終了後、展示会班、嬬恋アグリカレッジ企画班、農業体験企画・実行班、新ブランド開発班の4グループに分かれて今後の方針について話し合った。その中で次回の講座までにグループで集まって相談しようという話も出て、当日参加していた池田敬農学部准教授もテレビ会議で出席することになった。教える側も受ける側もプログラムの成功に向けて、意識を高めるきっかけとなった。

 飯田市でも明大の趣旨に賛同した受講者が多く、牧野市長の「飯田にはブランドが数多くあるが、外にアピールできていない」という言葉を受けて、明大と協力して積極的に飯田をアピールしていこうという気持ちが受講者の中に芽生えたようだった。

 このように、学び直しの大切さを受講生に「気づかせる」ことについては、ひとまず成功を収めることができた。今後はプログラムの計画に沿って、受講生が学び、活躍できるよう講座を進めていきたいと思う。

(事業担当者・水野勝之商学部教授)


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嬬恋村(2007年11月18日)



飯田市(2007年11月23日)
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