1997年度から募集を開始した「岸本辰雄記念奨学金」が今年度から「明治大学創立者記念奨学金」と名称を変更し、その記念すべき第一回目の採用者25人と採用12団体がこのほど、決定した。 新奨学金はそれぞれ明治大学の3人の創立者(岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操)の名を冠し、対象ごとに細かく区分され、採用人数も拡大、より広くきめ細やかな学生支援を実現した(奨学金の種類は別掲)。 新しい活動へのチャレンジに対して給付される奨学金(宮城浩蔵奨学金)も設けられ、今年度は、環境サークルくれぱす(代表=階戸敦希さん・政経2)の「校内のゴミ分別及び喫煙マナーの推進。明大前駅周辺から商店街までの美化活動」が選ばれた。 新奨学金はこれまで同様、明治大学カードの提携手数料のほか、多数の個人・団体からの寄付などを原資として給付を行う。対象は学部生で採用はいずれも単年度。返済は原則不要。 採用通知証交付式は1月31日、リバティタワー23階サロン紫紺で行われ、長吉泉理事長、納谷廣美学長ら役職者が出席。学長から採用者、採用団体代表者に採用通知書が手渡された。「どんな難局をも乗り越えていくのが明治の伝統。それを実現する君たちを大学として応援したい」(納谷)「明大127年の伝統の上に皆さんの今日がある。責任と期待の大きさを実感しつつ、ますますの活躍と研鑽を」(長吉)など祝福と激励の言葉に、採用された学生はそれぞれ力強い決意や謝辞を述べた。 なお、2008年度の募集の詳細については、6月下旬に各校舎の奨学金掲示板で掲示される。 ■創立者記念奨学金 種 類 金 額 対 象 岸本辰雄奨学金 第1種 褒賞金 岸本賞50万円 駿風賞30万円 暁光賞10万円 特別賞5万円 奨励賞3万円 学術、芸術、スポーツ等の分野で、学生の範と認められる顕著な成果をあげた本大学学生個人及び学生団体 第2種 褒賞金 20万円 社会貢献活動及び国際交流活動においてリーダーシップを発揮し、積極的かつ継続的に、顕著な活動を行ったと認められる者 宮城浩蔵奨学金 上限50万円 文化、芸術、国際交流・協力、福祉・環境ボランティア等の分野において新規活動にチャレンジする本学学生個人及び学生団体 矢代操奨学金 第1種 36万円 両親ともにいない者で、自活している者 第2種 24万円 身体に障がいを持ち、かつ、教育上経済的援助が必要であると認められる者 第3種 24万円 社会経験が豊かで、勉学の意欲を持つ者 第4種 24万円 外国人留学生で、積極的に社会に貢献する活動を行っている者 学生生活サポート・奨学金のページ 前のページに戻る