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明治大学広報
第595号(2008年5月1日発行)
ズームアップ −meidai sports− <456>
「10人目の選手」
準硬式野球部 中島 輝
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 準硬式野球部には、プレーヤーとしてではなくベンチからチームを鼓舞する選手がいる。4年生の中島輝(文)だ。

 中島は1年次から4番を任されるなど、強打者として将来を嘱望されていた。しかし、さらなる成長を目指し努力を続けていた彼を悲劇が襲う。2年次の春に大病を患い入院。激しい運動が禁じられ、以後試合に出場できなくなってしまったのだ。

 これからという矢先の出来事に始めは悩んだが、「色々考える時間ができて自分のやるべきことがはっきりした」と中島は当時を振り返る。チームメイトのサポートもあり、2カ月後に部へ復帰。「野球のできない自分がいられる環境を作ってくれた、みんなに感謝したい」と裏方として部を支えることを決意した。ただ支えるのではなく、時には厳しい態度で選手にぶつかっていくことでチームを盛り上げている。 「チームのため」を貫いてきた彼も今年最上級生。「まずは全日本選手権出場が目標。そのための雰囲気作りをしていきたい」と抱負を語る中島。10人目の選手として最後の年に臨む。

(なかじま・ひかる 文4、掛川西高出、168cm 78kg)


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