明治大学法科大学院は、文部科学省の平成１９年度「専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム」に採択され、今年度末まで助成を受けている全国法曹キャリア支援プラットフォーム「ジュリナビ」を５月２６日に本格稼働させた。

　「ジュリナビ」は、明大が共同申請校１３大学を取りまとめ、幹事校として文部科学省へ申請したプロジェクトで、求職側である法科大学院の修了生と弁護士事務所、企業法務部、官庁、自治体、ＮＰＯ法人等の求人側とをウェブ上でマッチングさせる機能をもつサイトの名称である。その趣旨・目的から法科大学院全７４校の修了生および在学生に開放するべく、昨年１２月に開催された法科大学院協会通常総会において紹介し、参加校の募集を行った。その結果、本年５月末現在で８割超の６０校が大学単位で参加し、そのほかの１４校の多くが現在検討中としている。

　「ジュリナビ」は、求人情報の掲載開始を６月下旬に設定し、現在多数の法律事務所や一般企業からの問い合せ、申し込みに対応している。同時に、日弁連と連携、協力していくことで合意する一方、大手企業を中心に１０００社超の法務部が会員となっている経営法友会とも連携。企業向けの法曹資格者および法科大学院修了生の採用計画についてのアンケートを実施するなど、求人側への積極的な働きかけを行っている。

　「ジュリナビ」は、リーガルプロフェッションの就職支援サイトとしてのデファクト・スタンダードになりつつあるが、明大法科大学院は新司法試験合格者のみならず、修了生の就職を含めて法科大学院教育の一環であると捉えている。

（法科大学院）

法科大学院のページ

ジュリナビ

前のページに戻る