北京オリンピックが終わった。日本がメダルを獲得した競技もあれば、惨敗に終わった競技もある。勝負の世界だから、そのような結果となることは致し方ない。

　好成績を収めた選手は「夢は叶えられる」と言ってはばからない。偉業を成し遂げた者だけに許される言葉だ。残念だが、頑張ったからといって夢が叶うわけではない。ただ、自戒の念を込めて言えば、努力しなければ夢は叶えられない。

　明治大学の夢。おそらく、それは「トップ・スクール」になることだろう。その夢の実現に向け、理事会と教職員、校友や父母とのコミュニケーションの場として、本紙「明治大学広報」の果たす役割は大きい。少なくとも明治大学に関わる全ての人々の理解と協力なしに、本学が「前へ」歩みだすことはないからだ。

　本紙は本号をもって第６００号を迎えた。誠に喜ばしい。金字塔となる第１０００号は、現在のペースで発行されると、２０４２年２月発行となる。「トップ・スクールとしての明治大学」、この言葉がその記念すべき紙面を飾っていることを願ってやまない。



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