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明治大学広報
第601号(2008年11月1日発行)
宇崎竜童・阿木燿子夫妻に特別功労賞
長年にわたる音楽・演劇界での活躍を顕彰
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 明治大学はこのたび、歌手・作曲家の宇崎竜童(うざき・りゅうどう=本名木村修史=きむら・しゅうじ、1969年法卒)、作詞家・作家の阿木燿子(あき・ようこ=本名木村広子=きむら・ひろこ、2008年特別卒業認定)夫妻にそれぞれ明治大学特別功労賞を贈呈することを決定し、10月19日に開催されたホームカミングデーの開会式で授与式を行った。

 明治大学特別功労賞は、明大の学生、教職員、校友、その他明大が特に認めた者で、学術、文化、スポーツその他の分野において顕著な功績を挙げ、明大の教育・研究の振興・発展に貢献したと認められる個人・団体に贈呈される。

 過去に、阪神タイガースシニアディレクターの星野仙一氏(1969年政経卒)やタレント・映画監督の北野武氏(2004年特別卒業認定)など26人が受賞している。

 授与式では、長堀守弘理事長から両氏に証書と記念メダルが手渡された。長堀理事長は祝辞として、「お二人とも影響力を持つクリエイター。さまざまな経験を重ねられ、今まさに“脂が乗り切っている”。今後も明大の名声を高めてほしい」とあいさつ。

 納谷廣美学長は「明大は学業だけでなく、サークル活動にも力を入れている。また、お二人のようなご夫婦の仲人役にもなっている」と笑いを誘い、「これからもご活躍を」と激励した。

 受賞のあいさつに立った宇崎氏は「軽音楽クラブに入ってすぐに新入生の勧誘をさせられ、最初に声を掛けた女性が今の女房」と阿木氏との出会いのエピソードを披露。また、サークルでのアドリブ演奏が作曲に目覚めたきっかけと話し、「明大は私の嫁と仕事を見つけてくれた」と感謝、会場を大いに沸かせた。

 阿木氏は「作詞家になれたのも夫との出会いがきっかけ。まさに明大のおかげ」と謝辞を述べ、最後に「今回の受賞で明大とのきずながさらに深まった。今後も明大の名を汚さないよう精進したい」とあいさつした。

  宇崎氏は明大中野高校から明大法学部に入学。69年に卒業し、73年にダウン・タウン・ブギウギ・バンドを結成。「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」など数多くのヒット曲を生み出す。また、作曲家として山口百恵などに楽曲を提供するほか、俳優としても活躍。82年の映画「駅─STATION」で日本アカデミー賞の最優秀音楽賞と助演男優賞を受賞している。

  2005年より明大軽音楽クラブのOB会である明治大学楽友会の会長に就任。今年1月と10月にはそのメンバーを中心にプロデュースした『お茶の水JAZZ祭』を開催し、駿河台地域の活性化にも一役買っている。

  阿木氏は64年に明大文学部に入学したが、本格的な音楽活動に入るため卒業を断念。その後宇崎氏と結婚し、「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のヒットを機に作詞家としてデビュー。特に宇崎氏とのコンビで山口百恵に数多くのヒット曲を提供した。

  また、活躍の場を舞台や映画などにも広げ、06年紫綬褒章を受章。今年7月には明大から特別卒業認定証を授与されている。



宇崎竜童氏プロデュース「お茶の水JAZZ祭」開催(2面)

阿木燿子氏に特別卒業認定証を授与(第599号)

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特別功労賞を授与され喜びの表情を浮かべる宇崎(左)、阿木(右)夫妻
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