１００年に一度といわれる厳しい経済危機の中、今年もまた希望を胸に多くの新社会人が企業の門をくぐる。学生から社会人へ、そしてプロのビジネスマンとして一日も早く活躍できるようになるために、私は三つの能力を高めることが肝要だと考えている。

　まず一つ目は、強いチャレンジ精神を養うこと。企業は永遠に存続していくために常に成長・発展をしていかなければならない。そして、それを支えるのは挑戦の気持ちを持つことだからだ。二つ目に高いコミュニケーション能力を身につけること。企業は例え社長でも一人では大した仕事はできない。お互いの理解、信頼と協力こそが良い仕事の条件となるからだ。そして三つ目 は、広い視野とバランス感覚を磨くこと。企業の経営活動の中では日々多くの判断が求められる。常に正しい判断を下すために必要だからだ。

　私は今年もまた、入社式での歓迎の言葉の中で、若い人たちがより多くの良き仲間に恵まれ、充実した素晴らしい社会人生活を送ることを願いつつこの話をする。



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