明治大学は10月22日、マンガ・アニメ・ゲームおよび関連分野の資料保存、ならびにその学術・文化的運用を目的とした複合アーカイブ施設、「東京国際マンガ図書館(仮称)」を、明大が主体となり、2014年を目標に駿河台校舎猿楽町地区で設立する計画を発表した。 同施設は、複数のコレクションからなる専門図書館とミュージアム、シアター、催事場、研究室などの機能を有し、200万点以上の閲覧可能な資料を収蔵する世界最大級の図書館となる予定。 記者会見には土屋恵一郎教務担当常勤理事、米山勝美学務担当常勤理事、間宮勇マンガ図書館検討委員長・学長室専門員長・法学部教授、森川嘉一郎国際日本学部准教授ら関係者が出席。駿河台校舎紫紺館の会場につめかけた多数のマスコミ・報道関係者に向け、精力的に計画の説明を行った。 大学でこうした図書館を設立する意義を、間宮委員長は「伝統文化ももちろん大切だが、今ある日本の素晴らしい現代文化を、教育・研究に資する学問に発展させたい。そのための基盤施設は必要」とした。 同じく森川准教授は「マンガは国民のライフスタイルを反映した鏡で、学術的な資料としても貴重。これらを一般にも開かれた形で体系的に保管するのは、大学の公共的な使命」と語った。 明大は10月31日、東京・千代田区猿楽町に「米沢嘉博記念図書館」を開館し、「東京国際マンガ図書館(仮称)」の先行施設としてすでに機能させている。 東京国際マンガ図書館(仮称)ホームページ 前のページに戻る