２０１０年度の明治大学９学部の入学試験は、３月４日に行われた新型インフルエンザ対応の入学試験追試験をもって終了した。各種推薦・特別入試を除く明大の一般入試総志願者数は、１１万５７００人で確定。早稲田大を１８５人上回り、明大が初めて志願者数全国第１位となった。

　主要私大の１０年度一般入試志願者数は別表のとおり確定した。明大は前年度の最終合計より９４３９人（８．９％）増。いわゆる昼間部（二部、短大は２００４年より募集停止）の総志願者数で、史上最高を記録した。

　今年度は長引く不況の影響で、実力相応校・地元大への手厚い出願の傾向が一層顕著に。国公立大で志願者増など、２００８年度までの大都市志向・大規模大学への志願集中の状況は変化しつつある。 　　　　

　一方、明大は入試制度はじめ各種大学改革の取り組みが評価され、大幅に志願者数を増やし、２００９年に民間調査機関が高校生向けに行った「大学志願度ランキング」で明大が１位、の結果を図らずも裏付ける形となった。

　なお、３月４日の入試追試験には最終的に３７人の志願者があり、同１６日に合格発表が行われた。

■２０１０年度一般入試　主要私大志願者数
大学名	志願者数	前年	増減数	前年比
明治大	１１５，７００	１０６，２６１	９，４３９	１０８．９%
早稲田大	１１５，５１５	１２１，１６６	-５，６５１	９５.３%
日本大	９５，３２２	９０，００３	５３１９	１０５.９%
法政大	９４，５３６	８５，６８６	８，８５０	１１０.３%
関西大	８８，３９９	９０，０６６	-１，６６７	９８.１%
中央大	８１，８９８	８５，０９２	-３，１９４	９６.２%
立命館大	７７，７４４	８４，６００	-６，８５６	９１.９%
近畿大	７６，７４４	７１，７３４	５，０１０	１０７.０%
立教大	７２，９６６	７０，９４１	２，０２５	１０２.９%
東洋大	７２，７６８	６８，８７５	３，８９３	１０５.７%
青山学院大	５３，６９５	５４，９３０	-１，２３５	９７.８%
関西学院大	５０，８４５	５２，１８０	-１，３３５	９７．４%
東京理科大	５０，４９９	５０，９７３	-４７４	９９.１%
慶應義塾大	４８，２６０	４９，８８９	-１，６２９	９６.７%
同志社大	４６，３６７	４７，４４６	-１，０７９	９７.７%
＊短期大学部、および短期大学は除く

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