明治大学
English Korea Chinese Chinese 交通アクセス お問い合わせ サイトマップ
明治大学TOP > 明治大学広報 > 第619号(2010年5月1日発行)
明治大学広報
第619号(2010年5月1日発行)
駿風
明治大学広報TOPへ
 今年も新入生を迎える季節となった。例年のように、生田キャンパスにある数々の桜は祝福するがごとく満開となる。キャンパスの奥まった西南門近くにも桜の老木が2本あり、花を咲かせている。

 3月29日、その桜の花びらが降りかかる建物の前で、「明治大学平和教育登戸研究所資料館」の開館記念式典が挙行された。生田キャンパスは、旧日本軍「登戸研究所」(第九陸軍技術研究所)の跡地に造られたばかりでなく、長年にわたり、建物も使用されていたことは広く知られていることではない。研究所資料館はその最後に残された建物を改修したものである。

 旧軍の研究施設を利用した資料館を大学が所有、運営するのは全国に例がない。戦後、すでに65年が経過しようとし、戦争への関心はますます風化しつつある。この時期に、旧「登戸研究所」でなされた数々の「秘密戦」関係の活動を今に、とりわけ若者・学生に伝え、平和について考えることは大きな意義がある。さまざまな連携により、本学が平和教育の起点となることは社会的使命として期待されている。



前のページに戻る

ページ先頭へ

© Meiji University,All rights reserved.