厳しい相手ディフェンスをものともせず、次々に得点を挙げる。そのずば抜けた得点力は大学ナンバー１と言っても過言ではない。数々のリーグ戦、トーナメントで得点王、３ポイント王に輝いてきた金丸晃輔（政経４）。昨年はその実力が認められ、ユニバーシアード代表のみならず日本Ａ代表にも選出された。その金丸が今年、明大バスケットボール部の主将に就任。

　「今年は得点王とか個人のことよりも、チームの勝利を第一に考えたい。試合中は自分から声を掛けてチームを引っ張っていく」とすでに主将としての自覚をのぞかせる金丸。また、プレースタイルに関しても、これまでは一人でも強引に攻め、とにかく得点を決めるといった金丸だった。しかし、「今年はチーム内で上手くコミュニケーションを取って、周りを良く見てから動くバスケをしていきたい」とチームプレーに徹する姿勢がうかがえる。

　明大バスケ部不動のエースとしてチームを引っ張ってきた金丸が今年、主将としてもチームを引っ張る。絶対的エースから、絶対的主将へ。金丸の新たな１年が始まった。

　（かなまる・こうすけ　政経４、福岡大大濠高出、１９０センチ・７７キロ）

　文・写真：中原靖子（文３）



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