第624号(2010年10月1日発行)
就職特集
―2012年就職希望者に向けて先輩からのメッセージ―
「面接官へ精一杯の笑いを」
ヤマサ醤油株式会社内定 農学部4年 渡邊 拓也 |
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私の就職活動の結論は『面接は自己アピールの場所ではない』です。極論に聞こえますが、実際私が経験した面接で、上手くいったものは自己アピールの丸暗記でなく、『面接官と楽しむ』ことが出来たものばかりでした。
受けた面接を振り返りますと、面接官の方々は1日に数十人の面接をし、学生から「私は〜ができます」と当たり障りの無いことを聞き続けています。しかし初対面の人からさまざまな情報を話されても面接官の方々は疲れますし覚えられません。そこで楽しませてあげた人が記憶に残り通過します。楽しいお話をすれば「また会いたいな」と誰もが思うでしょう。特にそれは一次面接で重要です。
私の内定先の一次面接を例に挙げてみます。
私は身長が190センチあるのですが面接室に入るところで頭をドアで強打し、面接官に大笑いされました。そして身長についての雑談をするだけでかなりの時間が過ぎていき、そしてその調子のまま身振り手振りでオチを交えながらアルバイトでの出し巻き卵の焼き方を説明したのみで終了しました。
営業職の面接は話す内容はもとより、どんな話をも「面白く語れる表現力」が重要であると私は感じました。自己分析は大事です。しかし表現力に勝るものはありません。それは自己分析したとしても、企業の欲しがる分析結果でないと意味を成さないからです。皆さん、自己分析などは親しい先輩に質問する程度で終わらせて、それよりも主体的なネタ作りと表現力を今からでも磨きましょう。頑張ったことを面白く話せれば内定が取れるはずです。
就職キャリア支援センター
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