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第41回 (2011.11.01) |
尾野 貴志 さん(ビジネスアシスト株式会社 代表取締役) |
1999年 商学部 商学科 卒業 |
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【創業経緯】
本当にやりたい事が何なのか、漠然としたまま20歳から30歳代を過ごしました。中規模の皮革専門商社から三菱化学グループに転職し様々な経験や気づきを得て、最終的に創業の道を選択しました。創業動機は幾つかありましたが、一言で表すと「自分らしさ」を取り戻す為の決断でした。
私の自分らしさとは、
・毎日を明るく楽しく過ごしたい。
・新たなビジネス展開や新規顧客開拓をしたい。
・関わる方と成長や感動を共有したい。
・自由な環境が好き。
・社会の役にたちたい。
・潜在能力の高い方へ活躍の場を提供したい。
・人間的に魅力のある方と一緒に仕事がしたい。
と信じています。
【創業して分かったこと】
初めの一歩は、社会的信用や経済的安定などを失いましたが、「自由」を得ました。何をしても自由ですが、責任と結果は全て自分にかかってきます。自分の人生や会社運営において、「選択」と「決断」することのウェイトがサラリーマンの時より格段に増えましたが、やり甲斐にも繋がっています。
またサラリーマンの時には意識出来なかった事が、ぼんやりとですが分かるようになりました。会社規模や社風にもよりますが、経営陣や上司が社員に本当は、どのような事を求め望んでいるのか、などです。
【学生の皆様へのメッセージ】
まだまだ皆さんに、的確なアドバイスを出来るような人間にはなっていないのですが、社会環境は、この5年ぐらいで大きく変遷していると感じます。終身雇用制度などが崩れかかっている昨今、経済的安定という観点からも大手企業や有名企業への就職や公務員になる等の選択を希望される方も多いと思います。
私の20・30歳代を一例として、学校卒業後社会で何をしたいのか分からない方もいるのではないでしょうか?
運よく、あるいは実力で大手企業や有名企業へ就職出来ても、入社後がスタートラインで、順風に会社内を泳げる人もいれば、茨の道になる場合もあります。
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