研究科長あいさつ

明治大学専門職大学院 会計専門職研究科長 吉村孝司 教授明治大学専門職大学院 会計専門職研究科長 吉村孝司 教授

明治大学専門職大学院
会計専門職研究科長
吉村孝司 教授 
会計プロフェッショナルを志すみなさまへ
 会計プロフェッショナルの矜持

 わが国における会計制度改革の一環として会計大学院が設置されて早や十余年が経ちました。IFRS(国際会計基準)の本格導入を視野に入れ、欧米水準への公認会計士数の引き上げをめざした制度改革のなかで、現在に至るまでの紆余曲折を経つつも、いまだに対峙すべき課題は少なくありません。
 企業は、経済主体として利潤(私益)を追求し、経営主体としてステークホルダーの要請に応え(共益)、社会全体として社会環境の創造と貢献(公益)を使命とする存在であり、その実現のために、存在および活動の継続性が求められるとともに、最近では経営のサステナビリティ(sustainability:持続可能性)が重要課題として位置づけられるようになりました。
 企業を取り巻く経営環境は加速度的に変化し続けており、企業経営のグローバル化と多様化および複雑化は“車の両輪”の関係にある経営と会計に対してさらなる進展を求めています。
 明治大学専門職大学院会計専門職研究科が育成する会計プロフェッショナル(高度会計専門職業人)とは、単に会計ならびに経営に関する高度の専門知識のみを有する者を意味するのではなく、専門職業遂行能力を備えつつ、プロフェッショナルとしての自らの存在を可能とし、その存在を裏づけるための高い資質と人間力を具備する者を意味します。ゆえに明治大学専門職大学院会計専門職研究科は知識と学習能力の向上のみに甘んじることなく、プロフェッショナルとしての唯一無二の人間力の涵養を教育上の特長と位置づけています。
 プロフェッショナルたる高度専門職業人は、ある意味において孤高であり、その行動と先立つ思考および意思決定は自らの社会上および職業上の倫理と道徳に照らして行われることが強く求められます。他者が示した基準や価値観を単に拠りどころとするのではなく、自らがつねに問題意識を有し、解決のための方策を追求し続けることでプロフェッショナルとしての自身の存在を可能とすることこそがまさに会計プロフェッショナルの矜持と言えましょう。
 社会からの享受に甘んぜず、これからの国際社会に広く貢献しようという高い志と理想のもとに会計プロフェッショナルを志すみなさんを私たちは応援します。
 次代の会計プロフェッショナルの世界がいまここからはじまります。

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