ブレーメン留学体験記8 小賀野 翼

商学部商学科 小賀野 翼
留学期間: 2010年3月~2011年2月(4年次に留学)

≪小賀野さんは商学部の協定校・ブレーメン経済工科大学に留学した商学部学生の1人です。小賀野さんは勉学だけでなく,ドイツでインターンシップを経験されました。ここでは,小賀野さんの「帰国報告書」から,その部分を紹介させていただきます。≫

 ドイツでのインターンシップに関して,インターン先を見つけるところから実際に行う課題内容まで,順を追って述べていきます。

受け入れ先探し

 インターンシップ先を探す際,私はまずドイツにある日本企業をリストアップしました。私はとにかく“ドイツでインターンシップをする”ことが目的だったので,特に業界を絞らず興味のある全ての企業にアプローチしようと考えました。ただ,ドイツにある日本企業というと規模が小さい場合が多く,インターンシップの受け入れは少し難しいような印象を受けました。そこでもっと視野を広げ,興味のあるドイツ企業も加えてリストアップしました。最終的には日本企業とドイツ企業合わせて15社に履歴書と志願書を郵送しました。受け入れ先探しの情報収集に関しては主にインターネットを使いました。

履歴書と志願書の書き方

 日本のように型が決まっている履歴書と違い,ドイツの履歴書はA4サイズの用紙1枚を使って自由に,また簡潔に自分の経歴について述べます。また日本では履歴書に志望動機を書く場合が多いですが,ドイツでは“履歴書”と“志願書”というように経歴に関する記述と志望動機の記述は分けます。特に志望動機を書く志願書が重要で,志望動機,熱意やインターンで取り組みたい具体的な課題について述べます。

面接

 書類選考を通過して,面接に呼ばれた際はチャンスです! 書類を送っても返答が来ないというのはよくあることで,面接に呼ばれるということは相手が自分に興味を持ってくれているという意味です。面接には私はスーツで行きましたが,そこまで畏まる必要はないように感じました。面接での沈黙は禁物で,とにかく自分の熱意ややりたいことについて下手でもいいから主張することが大切です。

受け入れ

 面接の結果はだいたい後日通知されます。すぐに届くことは稀で,3日くらいは待つことが多いです。受け入れ通知の後は,働き始める日時等について詳細を相談して決めます。その際報酬の有無,休暇等についてよく協議することをお勧めします。主張することはとても重要なので,相手の出す条件に納得がいかない場合すぐにその旨を伝えた方がいいです。何か自分の意見を述べる際は,必ず理由をつけて論理的に話すことを意識します。

インターンシップ開始

≪MiAna Accessories oHGでのインターンシップ≫
 当初私は日本企業でのインターンシップを目指しましたが,最終的にドイツ企業でインターンシップをすることにしました。この受け入れ先は,婦人向けの革小物(ハンドバック,手袋)をデザイン・販売する企業でした。この会社は欧州,北アメリカでの販売活動は既に行っているのですが,日本を始めとするアジアには販売店やショールームがありません。そこで私はマーケティング部門で,日本向けPRを行うという課題を与えられました。
 インターンシップ初日からほぼ放置状態で,面接で“自主自立”と何度も言われたことの意味を知りました。この企業は以前にも日本人のインターンシップを受け入れていた時期があったので,まず前の人がやっていた仕事内容をデータで確認しました。前の人は,日本のセレクトショップと連絡を取り,製品を扱ってもらえるようPRをしていました。
 私は,この企業の製品が日本の百貨店においてよく売れるのではないかと考え,日本のデパートと連絡をとることを試みました。その中で,日本のデパートはフランスやイタリアにバイイングオフィスを設けていることを知り,そこに直接アプローチすることもしました。
 他に行なったこととしては,日本のブロガーに製品に関する記事を書いてもらうようお願いすることです。また,ファッションサイトでブランドに関する記事を書いてもらうこともしました。とにかく私の課題は“日本でのブランド知名度を少しでも上げる”ことなので,PRに繋がることを毎日探し続けました。
 この企業は英語版のホームページしかないので,その日本語訳をお願いされることもありました。

 インターンで必要な語学に関してですが,英語ができるに越したことはありません。先に述べたとおりドイツだけでなくフランスやイタリアといった外国に電話をする機会も多々あったので,英語の必要性を痛感しました。また,ドイツでは非常に高いレベルの英語を話す人が多いので,普段の会話も英語が使えます。私は英語にそこまでの自信がなかったので,また,ドイツ語の勉強を優先したかったので,社員の方との会話は全てドイツ語でした。パソコンの表記や普段見る書類などはもちろんドイツ語で,非常に勉強になります。

 インターンシップ生でも自分の意見はどんどん主張して,何に関してもあまり遠慮せず,難しい課題でも体当たりしていくことが大事だと思いました。また,課題は与えられるものではなく,自分で問題点ややるべきことを見つけ,それを仕事にしていくスタイルに早く慣れることも大切です。私のインターン先は,アジア人は私1人で大変なことも多かったのですが,“私にしかできないこと”と感じてやりがいが大きかったです。

≪小賀野さん,メッセージとご報告,どうもありがとうございました。≫

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