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堀内 千浪 (HORIUCHI CHINAMI)

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卒業年月
2014年 3月(2期生)
所属
独立行政法人日本貿易振興機構(静岡県)
出身地
日本 東京都

1 現在の仕事

 私は、2014年に独立行政法人日本貿易振興機構(以下、ジェトロ)に入構し、昨夏に東京本部から浜松にある地方事務所に転勤をしました。ジェトロは、海外ビジネスを通して日本の経済を元気にすることをミッションとし、55カ国74事務所、国内の44事務所で、海外ビジネスに従事する日本企業の支援をしています。
 私の主な業務は、静岡県西部地域企業の海外輸出、進出に関する貿易投資相談、セミナーや商談会の開催、海外ミッションの派遣や同行、海外展示会出展支援などです。同地域は、自動車産業、楽器産業、光・電子産業が盛んで、世界的な大企業が所在し、関連する中小企業の集積地でもあります。
 貿易投資相談業務では、聞き慣れない製品や難しい技術に関する海外での規制などについて聞かれることがあり、悪戦苦闘しながらも、ジェトロのネットワークを駆使し情報収集をしながら、相談企業の海外ビジネスを応援しています。時には企業に同行し、海外に出張することもあります。

2 国際日本学部での学生生活

 私の国際日本学部での学びは、2つあります。
 1つ目は、「日本のポップカルチャーは、世界でも誇れる文化であること」です。在学中、映画史やアニメーション史、漫画文化論の授業や、藤本由香里教授のゼミなどを履修していました。世界のコンテンツと比較しながら、日本のドラマや漫画の成り立ち、歴史的背景や独自性を研究することができ、私は授業が楽しくてしょうがなかったです。
 2つ目は、「触発されることの大切さ」です。同学部は、各分野に精通した教授、多様な学生が集まっています。1年目の私は、好きな授業を履修し、バイトでお金を稼ぎ、友人と遊ぶ生活に満足していました。しかし、経験豊富な先生達の話を聞き、積極的に課外活動に参加している学友をみて、私も同じ経験をしてみたいと思うようになりました。2年目以降は、学外に活動の場を広げ、4年目には休学をして世界を旅するまでになりました。触発されて行動してみたことで、新しい価値観と人生のヒントを得ることができました。

3 学部生へのメッセージ

 ぜひ学生の内に、様々な人と交流をし、彼らの活動に触発されてみて下さい。「魅力的だな」、「面白いな」と感じた人がいたら、真似をして同じような活動をしてみて下さい。それを続けると、気づいたら自分から別の世界に飛び込んでいたり、新しいことにチャレンジしてみたくなったりします。
 私は学生時代に、尊敬できる先輩や同世代の友人に多く出会うことができました。彼らとの出会いは、元をたどると国際日本学部での何かがきっかけとなっています。まずは、面白そうな人を見つける。国際日本学部には、そんな人達が大勢集まっています。
(2017年8月掲載)