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小澤 太一 (OZAWA TAICHI)

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卒業年月
2013年3月(2期生)
所属
丸紅株式会社(アルゼンチン)
出身地
日本 東京都 

1 現在の仕事

 2013年4月に丸紅株式会社へ入社し、2014年10月より営業として交通・インフラプロジェクト部に所属、スペイン語研修を経た後、2017年4月より駐在員としてアルゼンチンの首都ブエノスアイレスにて勤務をしています。
 現在の業務としては、2016年8月に受注したアルゼンチン国鉄向け鉄道信号機器納入案件の現地履行担当及び新規の交通・インフラ案件の発掘を行っています。
 上記の信号案件は、本邦メーカー製の信号機器をブエノスアイレス近郊全8路線全てに納入する案件であり、当該機器の納入により、ブエノスアイレス近郊の鉄道旅客輸送の安全性向上に貢献するものです。日々、やりがいと与えられた環境への感謝を感じると共に、アルゼンチンの交通インフラの発展に微力ながら貢献するべく、業務に励んでいます。

 

2 国際日本学部での学生生活

 体育会ラグビー部に所属していたため、練習の合間を縫って大学に通う生活で、他の学生より勉強する時間は限られていたかと思いますが、非常に充実した4年間でした。
 中でも、大学1、2年に徹底的に勉強する英語の授業、大学2年後期のオレゴン大学への交換留学、大学3、4年に所属したアフリカ研究会での研究活動は特に力を入れて学びました。

3 学部生へのメッセージ

 国際日本学部では日本の文化や、それが外からどう見られているかを教授陣、様々な国から集まる学生等、いろいろな人を通じて学ぶことができます。社会人として5年目となりますが、この点でも、国際日本学部で4年間を過ごすことができて良かったと感じています。  
 所属部署の関係上、海外との商売が殆どですが、商売も人と人との関係であり、相手にモノを売り込む際に自分自身のことや売り込む製品だけでなく、日本という国や文化を好きになってもらうことは非常に重要です。例えば、お客さんが訪日した際のアテンドの場や、ふとした時の日本の政治や経済、歴史に関しての雑談、常に相手に向き合い、誠心誠意対応する仕事の姿勢等、日本を、日本の良さをアピールする場面は多々あります。それらの場面で、自分の国のことを話せること、きちんと対応することは信頼を得る上で大切で、学んだことが生きていると実感しています。
 この学部の出身者であれば必ずと言っていいほど、国際日本学部って何を勉強してたの?日本なの?海外なの?と卒業後も聞かれると思います。その際に、こういう学部でこれを勉強したと胸を張って答えられるよう、有意義な学生生活を送って下さい。知識欲が駆りたてられるような授業もたくさんあると思いますし、やりたいこと、勉強したいことを自由にさせてもらえるフィールドが国際日本学部、明治大学にはあると思います。あとは自分次第です。一卒業生として国際日本学部生の幅広い分野での活躍を地球の裏側から応援しています。

 

 
 
(2018年3月掲載)