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椙山 千登世 (SUGIYAMA CHITOSE)

 
卒業年月
2012年 3月(1期生)
所属
欧州三井物産株式会社 (イギリス)
出身地
日本 東京都

1 現在の仕事

 私は現在、ロンドンにある欧州三井物産株式会社にて、アフリカ地域事業の統括を行っている部署のコーディネーターとして勤務しています。この部署は、アフリカにある支店・事務所を取り纏めており、またアフリカでの新規事業開拓やアフリカ企業への投資の推進を主として行っています。
 私の業務内容はチームメンバー及びチーム全体の業務サポートです。メンバー出張時の各種手配、コンサルタントとの契約更新時の交渉や対応、年に数回ロンドン、もしくは他都市で行われる大規模な社内会議の全体運営など、社内外における事務手続きが主となります。細かな仕事も多いのですが、扱う業務内容は幅広く、日本での勝手と違うことが多々あるので、全ての業務が日々勉強になります。

2 国際日本学部での学生生活

 日本を世界へ発信するというテーマを掲げた国際日本学部では、「伝達手段としての語学」と「日本の文化と社会」を中心に、一つの分野にとらわれず、様々なことが学べます。
 私は、2年次のゼミでは舞台芸術論、3・4年次のゼミでは経営論と、全く異なる分野のゼミに所属していました。国際日本学部では文化・言語・社会・経済と多種多様な授業をとることができ、好奇心旺盛かつ大学卒業後の進路がはっきりと決まっていなかった私には、世の中の様々な事柄を知ることができた、有意義な4年間となりました。
 また、1年次には週に8コマ英語の授業があったり、3年次からは経済や文化などの一般分野の授業が英語で行われたりと、語学の面でも刺激的な環境でした。

3 学部生へのメッセージ

 国際日本学部に入る日本人の方は、海外へ行きたいと考えている人が多いと思います。海外で暮らすと、自分の中の「日本」という軸が強くなります。色々な物事において逐一日本と比較しますし、当たり前すぎて、自分が今まで考えてこなかったようなことについて考える機会や聞かれる機会がたくさんあります。改めて知る日本の良さも本当に多くあります。
 国際日本学部では、英語の勉強と海外事情のみならず、日本についても学ぶことができ、また、留学生も多いので、様々な視点から国際社会や日本を見つめなおすことができます。ぜひこの機会を逃さず、日本についての豊かな知見と俯瞰的な視点を得て、海外へと挑戦してください。
(2017年8月掲載)