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国際日本学部

「好きを交換する巨大カプセル」イベント企画に参加

2024年03月29日
明治大学 国際日本学部

看板づくり、巨大カプセル装飾などの準備の様子看板づくり、巨大カプセル装飾などの準備の様子

完成した巨大カプセル完成した巨大カプセル

参加者が楽しめるように制作した写真のための看板参加者が楽しめるように制作した写真のための看板

一緒に活動した複数大学の学生たちみんなと一緒に活動した複数大学の学生たちみんなと

当日の様子当日の様子

3月1日に完成した「ナカノサウステラ」。中野駅南口徒歩すぐのこの場所で、3月23日・24日の2日間、イベントを中野駅周辺エリアマネジメント協議会主催の「好きを交換する巨大カプセルぽん」の企画に、国際日本学部の学生が参加し、場づくりをしてきました。

以下、活動に参加した岸ゼミから12名が参加し、うち、以下の4名と本企画に声をかけてくださった中野観光協会常任理事 山本真梨子さんからの報告です。

文責:岸磨貴子

報告1 徳永 和香(2年生)
今回、ナカノサウステラにて初めて行われたイベント「好きを交換する巨大カプセルぽん」にて、私たちはガチャガチャ本体とフォトスポットのデザイン・作成とノベルティのステッカーデザインに参加しました。前例のないイベントで準備期間も短い中、他校の生徒さんと意見交換をしながら形にしていくことは容易なことではありませんでしたが、自分たちの「好き」を大切にしようという全員共通の気持ちを上手くデザインに落とし込めたと思います。イベント当日は、集客への不安も一蹴されるほどの盛況具合で、小さなお子さんから私たち学生、子育て世代、そしてお年寄りの方々まで様々な年代の人々が集まり、交流する様子に中野のまちの暖かさを感じるとともに、みんなで中野を盛り上げる今回のようなイベントを大切にしたいと強く思いました。

報告2 南條 絢音(2年生)
私はガチャガチャが好きで、自分が好きな事でまちづくりの一環に携われたら面白そうと思い、この企画に参加しました。ガチャのデザインの制作は試行錯誤の連続で思い出に残っていますが、1番印象に残っていることは、当日のものを受け取った人の反応です。当日までどのような人が受け取るかわからないし、自分の好きを押し付けているのではないかと不安でしたが、それは杞憂でした。好きな理由を伝えれば、受け取り手はとても喜んでくれました。また、私も5歳の子どもからおもちゃの車を貰いました。手紙に遊んでほしいとあったので、童心に帰って遊んでみると、懐かしい気持ちになりました。人それぞれ好みは違うけど、思いが伝われば、それを大切にしようという気持ちを繋ぐことができるということを実感できました。このような人と人の思いが繋がる光景を見て、中野のまちの暖かさを感じ、今後も中野に縁がある人々を繋ぐイベントに関わることができたらいいなと思いました。


報告3 矢木 穂乃果(2年生)
ガチャやフォトスポットの製作では、パーツを試作する度に問題が起き、考え直し、作り直すという、まさにトライアンドエラーの連続で、当日ギリギリまで作業をしていました。また、ガチャとフォトスポットに空白を残し、当日来場した方々に絵や感想をかき込んで頂くことで、最後の最後に完成しました。そうして沢山の人の手によって出来上がったガチャとフォトスポットを眺めてみると、当初スケッチブック上だけで思い描いていたものとは全く異なっていました。しかし、「中野」という共通点で今回偶然に集まった、学生・エリマネ協会の方々・来場者の方々、誰か一人でも欠けていたら今の形は生まれなかったのだと思うと、このガチャとフォトスポットが、中野の人々の繋がりを象徴しているようで、とても尊く、愛おしく感じられました。このイベントで生まれた、中野との暖かい繋がりを、この街を大切にしていくことで忘れないようにしていきたいと思います。

報告4 土屋 志恵留(2年生)
私は今回のイベントでは主にステッカー制作を担当していました。中野で2年間過ごしてきてその中で見つけた中野の良さを共有できるようなステッカーを作れたらと思い他大学の人や企業の方と共に取り組みました。そこで1番自分にとっていい経験になったと感じることは何かものを作りあげる上でこれは誰に渡すものなのか、渡した時相手にどう感じてほしいのか、ステッカーにその要素を詰め込む意義は何かなどの考え方を実際にデザインに携わる企業の方から学べたことです。その企業の方々もこれは初の試みだから失敗はない、参加する学生もたくさん楽しんでほしいと言ってもらえて緊張しすぎずに挑戦することが出来ました。

山本真梨子(中野区観光協会 常任理事)

中野駅周辺エリアマネジメント協議会主催のイベントに、ご参加いただきありがとうございました。この協議会は中野区役所が事務局となり、開発事業者、地域団体、商店街、企業などから集まったメンバーが、再開発が進む中野駅周辺のまちづくりについてのビジョンやルールづくりなどを進めています。まちづくりには正解はなく、多くの人が関わることでより良い街になっていくと考えています。今回は協議会として初めての実証実験イベントであり、明治大学をはじめ4つの中野の学校から学生が参加していただけたことは、とても重要な第1歩となりました。

短い準備期間であり、基本的にはオンラインベースでの活動でしたが、学生の皆さまには自主的にリーダーシップを発揮していただき、プロジェクトを進めていただきました。各学校から集まった皆さんが興味のあるプロジェクトに参加する形で、リアルでの顔合わせもできないままのスタートには正直不安もありました。しかし、そんな心配は杞憂でした。カプセルぽんやフォトスポット、配布用ステッカーの出来栄えも良く、イベント当日には異なる学校の学生同士が素晴らしいチームワークで活躍してくださいました。今後も中野のまちづくりにどんどん参加いただけたら嬉しいです。