明治大学

少女マンガはどこからきたの?web展~ジャンルの成立期に関する証言より~

上田トシコ「フイチンさん」『少女クラブ』1960年6月号
上田トシコ「フイチンさん」『少女クラブ』1960年6月号
むれあきこ「花のいのち」『青い鳥』11集 あかしや書房 1960年頃
むれあきこ「花のいのち」
『青い鳥』11集 あかしや書房 1960年頃
わたなべまさこ「花の館」『りぼん』1966年6月号
わたなべまさこ「花の館」『りぼん』1966年6月号
巴里夫「5年ひばり組」『りぼん』1967年9月号
巴里夫「5年ひばり組」『りぼん』1967年9月号
高橋真琴「東京~パリ」(原作:春名誠一)『少女』1959年11月号
高橋真琴「東京~パリ」
(原作:春名誠一)『少女』1959年11月号
今村洋子「チャコちゃんの日記」『少女』1961年9月号ふろく
今村洋子「チャコちゃんの日記」『少女』1961年9月号ふろく
水野英子「星のたてごと」『少女クラブ』1960年6月号ふろく
水野英子「星のたてごと」『少女クラブ』1960年6月号ふろく
ちばてつや「ユカをよぶ海」『少女クラブ』1960年6月号
ちばてつや「ユカをよぶ海」『少女クラブ』 1960年6月号
牧美也子「マキの口笛」『りぼん』1963年3月号
牧美也子「マキの口笛」『りぼん』1963年3月号
望月あきら「カンナの星」『小学四年生』1966年7月号
望月あきら「カンナの星」『小学四年生』1966年7月号
花村えい子「わが愛を星に祈りて」『小学五年生』1966年7月号
花村えい子「わが愛を星に祈りて」
『小学五年生』1966年7月号
北島洋子「スィート・ラーラ」(連載時「伯爵令嬢スイート・ラーラ」)『りぼん』1967年12月号
北島洋子「スィート・ラーラ」
(連載時「伯爵令嬢スイート・ラーラ」)
『りぼん』1967年12月号

来館についてのご案内はこちら

少女マンガはどこからきたの?web展

公開日時:2020年12月4日(金)14時~
場所:明治大学 米沢嘉博記念図書館 HP内
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-syoudoko.html

主催:明治大学 米沢嘉博記念図書館
〒101-8301 東京都千代田区神田猿楽町1-7-1
TEL:03-3296-4554
https://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/

監修:水野英子

チラシ ダウンロード

※会場での展示は終了いたしました。WEB展を引き続きお楽しみください。
現在、米沢嘉博記念図書館会場での展示もご観覧いただけます
展示期間:2020年12月4日(金)~2021年3月8日(月)
開館日:月・金曜日…14-20時、土・日曜日・祝日…12-18時
休館日:火・水・木曜日(祝日の場合は開館)
年末年始休館:2020年12月22日(火)~2021年1月7日(木)、創立記念日2021年1月17日(日)
※感染症対策等のため開館日時を調整する場合がございます


はじめに

少女マンガはどこからきたのでしょう?

少女を主人公にしたマンガや、少女誌に掲載され中心読者を少女とするマンガは昭和初期から存在していたことがわかっています。本展では、それらを踏まえた上で、主にキャラクターがフキダシを使って会話をし、コマで画面を区切ったページが続いてストーリーが展開するタイプの「少女マンガ」ジャンルが成立した時期を1950年代としました。

キラキラした「瞳の星」、遥かな憧れだった「異国での恋愛」etc.――そうした少女マンガらしいとされる表現が取り入れられ、様々に模索され定着するのがこの時期だからです。ここでは、そんな少女マンガの大切なかけら(ピース)を拾い集め、そのルーツをたどります。

本展示は、1950-60年代にはすでに第一線で活躍していた作家たちを中心とした「少女マンガを語る会」(1999-2000)での貴重な証言をもとに構成しています。

明治大学 米沢嘉博記念図書館

展示開催にあたって

少女マンガの「なぜ」がわかる展示を開催いたします。

初期“少女マンガ界”で創作する中、私たちは、少女文化やマンガの新しい可能性を追いかけ、たくさんの夢や希望を抱えていました。

当時のことを話した「少女マンガを語る会」での談話では、ほとんど記録に残っていない時期の貴重なお話をしています。会の記録をもとにした展示をご覧ください。

少女マンガの新しい「なぜ」にも気づいていただけると思います。

少女マンガを語る会メンバー一同

「少女マンガを語る会」とは

冊子表紙画像
『「少女マンガを語る会」記録集』

「少女マンガを語る会」は、「初期の少女マンガに関する記録を、当事者として残しておきたい」という水野英子の呼びかけに賛同したマンガ家が集まって開催されました。1999年から2000年にかけて、計4回の座談会が行われています。「語る会」のメンバーは、発起人となる水野をはじめ、上田トシコ、むれあきこ、わたなべまさこ、巴 里夫、高橋真琴、今村洋子、ちばてつや、牧美也子、望月あきら、花村えい子、北島洋子 ―― と、いずれも少女マンガジャンルが成立し確立する1950年代から1960年代にかけて、少女向けの雑誌や単行本等で活躍した経歴をもつ、12名の錚々たる作家たちです。各回のゲストには、少女向け雑誌の編集者や貸本マンガの関係者など、当時のマンガの制作現場に深く関わった方々が含まれています。

開催日および主な参加者こちら

『「少女マンガを語る会」記録集』情報ページはこちら

主要出展マンガ家デビュー順

※画像の上をクリックすると、各先生のプロフィールをみることができます

上田トシコ
上田トシコ1937年デビュー
むれあきこ
むれあきこ1951年デビュー
わたなべまさこ
わたなべまさこ1952年デビュー
巴 里夫
巴 里夫1954年デビュー
高橋真琴
高橋真琴1953年デビュー
今村洋子
今村洋子1952年頃デビュー
水野英子
水野英子1955年デビュー
ちばてつや
ちばてつや1956年デビュー
牧美也子
牧美也子1957年デビュー
望月あきら
望月あきら1957年デビュー
花村えい子
花村えい子1959年デビュー
北島洋子
北島洋子1960年デビュー

ゲスト参加マンガ家デビュー順

※画像の上をクリックすると、各先生のプロフィールをみることができます

東浦美津夫
東浦美津夫1948年デビュー
富永一朗
富永一朗1951年頃デビュー
竹本みつる
竹本みつる1953年デビュー
古城武司
古城武司1958年デビュー
西奈貴美子
西奈貴美子1958年デビュー
矢代まさこ
矢代まさこ1961年デビュー
みなもと太郎
みなもと太郎1967年デビュー

展示コーナー

コーナー1少女マンガ誌の変遷

COMING SOON

詳細はこちら

コーナー2どこからきたの?
①(ルーツ)

COMING SOON

詳細はこちら

コーナー3どこからきたの?
②(少女マンガ的表現)

COMING SOON

詳細はこちら

コーナー4タブーについて
(獲得したもの)

COMING SOON

詳細はこちら

コーナー5興味深いエピソードなど

COMING SOON

詳細はこちら

コーナー6◆ 少女マンガはどこからきたの?年表

基本的に、展示に出てくる情報や資料をピックアップし時系列に並べた年表です。
少女マンガ史全体の中の一部を切り取ったものであることをご了承ください。

  • * M=明治、S=昭和、H=平成、R=令和
  • * 赤字や画像をクリックすると関連項目の紹介ページにつながります
  • *項目に【図】とあるものは展示品図版の一部を時系列に確認できるように挿入したものです

コーナー7◆ イラストギャラリー

上田トシコ

上田トシコUeda Toshiko

「フイチンさん」『少女クラブ』1960年6月号

大きなイラストを見る

むれあきこ

むれあきこMure Akiko

むれあきこ「花のいのち」『青い鳥』11集 1960年頃

大きなイラストを見る

わたなべまさこ

わたなべまさこWatanabe Masako

「花の館」『りぼん』1966年6月号

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巴里夫

巴里夫Tomoe Satoo

「5年ひばり組」『りぼん』1967年9月号

大きなイラストを見る

高橋真琴

高橋真琴Takahashi Macoto

「東京~パリ」(原作:春名誠一)『少女』1959年11月号

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今村洋子

今村洋子Imamura Yoko

「チャコちゃんの日記」『少女』1961年9月号ふろく

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水野英子

水野英子Mizuno Hideko

「星のたてごと」『少女クラブ』1960年6月号ふろく

大きなイラストを見る

ちばてつや

ちばてつやChiba Tetsuya

「ユカをよぶ海」『少女クラブ』 1960年6月号

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牧美也子

牧美也子Maki Miyako

「マキの口笛」『りぼん』1963年3月号

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望月あきら

望月あきらMochizuki Akira

「カンナの星」『小学四年生』1966年7月号

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花村えい子

花村えい子Hanamura Eiko

「わが愛を星に祈りて」『小学五年生』1966年7月号

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北島洋子

北島洋子Kitajima Yoko

「スィート・ラーラ」(連載時「伯爵令嬢スイート・ラーラ」)『りぼん』1968年12月号

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謝辞

本展示開催にあたり次の方々より多大なご協力を賜りました。
この場を借りて厚く御礼申し上げます。

※情報提供のお願い
出展作家の方にご連絡先のわからない方がいらっしゃいます。お心当たりの方は、ぜひご一報くださいますと幸甚です。

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