キャンパスの基本コンセプト

3つのS

 時代の変遷により加速的に変化する教育に対応するために、本校は2008年、猿楽町から調布に移転しました。移転によって、敷地面積5.5倍、床面積2倍という新しい教育環境を手に入れ、明治大学唯一の直系付属校としての明確なビジョンのもと、新たな教育展開をスタートしました。

 キャンパスの基本コンセプトは『調布キャンパスにおいて魅力と競争力のある教育を支援する施設であること。併せて、施設自らが魅力あるものであること。』です。男女共学化や学級規模の変更をふまえ、これからの教育環境に必要な『3つのS』を確保することを目指しました。

3つのS

3つのS その1 『STUDY 学習環境の整備』

 受験にとらわれない教育を定着させるため、規模はそのままに1クラスの人数を減らしました。大小教室や音楽・美術教室などの特別教室の拡充により、少人数クラスや多様な授業展開を可能にしています。
 全ての教室で見える授業・発表が出来るよう、情報コンセントを設置しています。また、調べ学習のさらなる充実を目指して、図書館を中心にした学習センターを確立。さらに国際化・情報化社会に対応すべく、コンピュータ教室、CALL教室を各2教室設置しています。

HR教室

・全教室南向き
・床は天然無垢材のフローリング
・スポーツバッグ用収納ロッカー完備
・プロジェクター・スクリーン完備

図書館

・各教科との合同展開授業に対応するため、隣接した教室と図書館の行き来が可能
・50台のノートパソコンを配備
・有料検索システムの利用が可能
・明治大学図書館(各キャンパス)の利用が可能

CALL教室

・明治大学和泉キャンパスのCALL教室と同じシステムを採用

その他情報設備等

・映像配信システムの導入
・講堂及び放送室の映像を一斉に全教室に配信するシステムの導入
・HR教室プロジェクター完備

3つのS その2 『SPACE ゆとり空間の活用』

 学校は生徒の学習の場であると同時に生活の場でもあるという考えから、ゆとりある空間を各所に設けました。
 廊下は幅6mと4m。廊下の両側の教室へ生徒が移動する際にも混雑しない広さです。ベンチも設置され、単なる移動の場からコミュニケーションの場へと変貌を遂げました。
 様々な学校行事だけでなく、文化活動の拠点になっている1450名収容の講堂、336名収容の多目的教室は、「教育活動はその内容にふさわしい場が必要。文化的な催しを体育館で行っても身につかない」という考えから整備しました。
 食堂・カフェテリア、広々とした中庭や和室など、緑あふれる環境の中、心身ともに充実した学校生活を約束します。

鵜澤総明ホール(講堂)

・座席数1450席
・天井高最大12.5m
・舞台機構、音響・照明・映像設備、グランドピアノ完備

多目的教室

・座席数336席
・学年集会、学校説明会など多目的な行事に対応可能

作法室(和室)

・茶室を設置
・クラス単位での授業にも活用

エントランスホール

・縦11.5m、横50m、高さ6m
・隣接した鵜澤総明ホール(講堂)前に縦8m、横40m、高さ6mのホワイエを配置

フリースペース

・2階、3階は広い廊下を活用して丸テーブルと椅子を配置
・朝、昼休み、放課後には先生に質問する補習場所としても活用

食堂・カフェテリア

・座席数食堂300席 、カフェテリア50席
・天井高約6m

3つのS その3 『SPORTS スポーツ施設の充実』

 クラブ活動が盛んな本校では、校地内でクラブ活動の場を確保するため、スポーツ施設の確保を重要視しました。
 人工芝のグラウンド(2023年リニューアル)、冷暖房完備の第1・2体育館、独立した柔道場・剣道場、テニスコートなど、運動施設の充実を図り、体力のさらなる向上を目指します。

グラウンド

・90m×110mの全面人工芝
・100m走路7レーン、250mトラック
・走り幅跳び(砂場+50m助走路)
・軟式野球場で2面、サッカーコートで1面
・2023年リニューアル

テニスコート

・オムニコート(砂入り人工芝) 5面

第1体育館(メインアリーナ)

・6人制バレーコートで4面、バスケットボールコートで2面
・天井高12.5m(バレーボール公式ルールに基づく天井高を確保)
・2階部分にランニングトラック(幅1.5m)

第2体育館(サブアリーナ)

・6人制バレーコートで2面、バスケットボールコートで1面
・天井高7.5m

柔道場

・正規2面(150畳)
・柔道畳

剣道場

・9m×9mの試合コート2面

トレーニングルーム

・広さ約50㎡
・約10種類のトレーニングマシンを設置

府中グラウンド

・明治大学府中グラウンド第二球場
・硬式野球部はスクールバスで移動
・明大硬式野球部との連携により、第一球場での活動も可能