各教科の指導方針

各教科では、創意工夫を凝らした取り組みが展開されています。
すべての教科・科目が進級・進学の基準となることもあり、明治生はすべての教科・科目に全力で取り組みます。
その結果、基礎的な学力を教科の偏りなく獲得していきます。

国語

言葉を駆使し考え、表現する力を育てること。言葉の運用能力は全教科の基といわれています。豊かな語彙力を養成し、読解力、表現力を身につけることで思考が深められるように指導します。それとともに文化や伝統など、また文学や芸術、自然や社会などへの興味関心の窓を開く言語能力を養うことを目標にしています。

社会

中学校では、社会のあり方を認識しその一員として生きる自己を自覚することを目的に、地理、歴史、公民の各分野を段階的に学習します。高等学校では、社会の中で自律的に活動する“個”の強化を目的に、科目ごとに専門性の高い内容を学習します。リベラル・アーツの考えに則り、社会科系で配当される科目群はほぼ全て、全生徒が履修します。

数学

中学、高校とも数学の基本的な概念や原理を理解し、数学的な表現や処理の仕方の習得を目的にしています。そのため、問題を解くプロセスや授業に臨む態度の育成に重点をおき、日々指導しています。また、中学では検定教科書以外の教材を使用し、中学、高校とも問題集を中心とした家庭学習にも力を入れています。

理科

理科は、「疑問や興味・関心を持つこと」、「筋道を立てて考えること」が大切です。授業は実験や観察が多く、その結果を整理したり考察することによって知的好奇心や科学的な思考力を養っていきます。実験室は4室あり、一人1台の顕微鏡をはじめ多くの実験機器がそろっていて、超高校レベルの実験を行うこともできます。

保健体育

集団行動の中から、ルールを重んじる態度と精神を育成するとともに、学校生活や社会の場において生かすことができるよう指導しています。また、運動に親しみ、運動の楽しさ喜びを学ばせることで、生涯を通じ運動と接する態度を養わせます。

芸術

歴史的伝統様式、時代背景をしっかり学びつつも既成概念にとらわれることなく、今を生きる子供たちの自己表現能力を最大限に引き出すことを目標としています。考えて工夫することに直感的に感じる感性を織り交ぜ、オリジナルな表現ができるような生徒を育てます。

英語

資格能力、発信力、そして英語で学ぶ力の育成を3つの柱に、英語の基礎力の充実はもちろん、中学では音読・暗唱の徹底、高校ではスピーチ、プレゼンテーション等のアウト・プット活動も重視しています。また、全学年に多読を奨励し、自ら英語を学ぶ姿勢を身につけるよう指導を行っています。

技術・家庭

私たちの「生活」はそれぞれの持つ価値観によって大きく異なります。生徒たちが生涯にわたり健康で文化的な家庭生活を営むために必要な価値観を磨き、知識・技術を習得することを目標としています。また、先人から受け継いだ礼儀作法や文化的行事とともに、ものづくり等の体験的学習を通して、より豊かな暮らしを支える力も養っています。

情報

情報科では、協同学習、キャリア教育と関連し、NIEを実践しながら問題解決能力が高まるようなカリキュラムを心がけています。情報通信社会に適応した内容で、メディアリテラシー能力、情報リテラシーの能力、コミュニケーション能力、表現力、論理的な思考能力や探究心を備えた生徒を育てます。