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化学部 第65回全国学芸サイエンスコンクール入選

2022年03月08日

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 本校化学部に所属する清水洋太郎さん(高3)の研究が、第65回全国学芸サイエンスコンクールの自然科学研究部門・高校生の部で入選(旺文社 赤尾好夫記念賞)しました。
清水さんの研究概要は以下の通りです。

【研究題目】
合成染料の性質と色素増感太陽電池に関する基礎的研究

【概略】
 高校1年生のときに行った合成染料に関する研究を通して、合成染料には、皮、紙、布などの染色や指示薬、医薬品、検査薬、食品の染色以外の用途はないのか、合成染料の新たな使い道を見つけてみたいと思った。そんな時、所属している化学部の先輩が、化学部の活動で色素増感太陽電池の実験を市販の実験キットを用いて行っていた。この実験キットの色素増感太陽電池は増感色素として、マローブルーと呼ばれる植物から抽出される天然染料を使用していた。私はこの天然染料を合成染料に変えても色素増感太陽電池が成立し、電池として機能するのか調べてみたくなり、高校1年の研究で使用したビクトリアブルー、ブリリアントブルー、ローズベンガルの3種類の合成染料を用いて色素増感太陽電池を作成し、電池として十分機能することを確認した。さらに、この得られた知見をもとに、市販の金蒸着ガラスを用いて、すべてオリジナルの色素増感太陽電池を設計、作成し、電池としての機能を有することを確認した。

鵜澤総明像とともに

清水さんが自作した実験器具

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