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中2学年:社会課題探究発表会

2023年03月14日

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 中2学年では、2月7日のHRにて調布市・三鷹市を舞台とした社会課題探究教育の学年発表会を実施いたしました。多くの保護者・事業所の方々に見守られ、各クラスの代表となった班が発表いたしました。
 各発表の審査には、本校OGでの芦沢柚香さん(筑波大学大学院生・日本学術振興会特別研究員)と調布市役所からお越しいただいた中垣智恵さん(調布市生活文化スポーツ部文化生涯学習課)にお願いしました。結果、芦沢賞はD組1班「調布の文化・芸術をゆっくり解説!!!」、調布市賞はE組4班「ちょみっとって知ってますか?」となりました。
 芦沢さんにはこれまでの探究活動を見守っていただきながら、本番の審査・表彰までしていただきました。芦沢さんの研究は「アメリカのキャリア教育」で、アメリカの実践例をはじめ、国内の各中学校のキャリア教育の実践例を数多くご存知です。その芦沢さんから「明治のレベルは本当に高い。中学2年生でテーマを自ら立て調べ、ここまでできるのは中々ない」とお褒めの言葉をいただきました。
 また、調布市の中垣さんからは、「生徒たちからご指摘いただいたことが、市役所でも大きな課題としていたところで、デジタルではなくアナログのアイデアをもらえたのは大きな収穫でした。持ち帰り市役所でも共有していきます」とのうれしいコメントをいただきました。
 その他事業所様からも「どうやって中学2年生でここまで指導してきたのか?」「発表されなかった班なのだが、成果物を会社で共有したいので送ってほしい」などリクエストをいただいています。そして何よりも「今後もご協力します」と皆様から仰っていただき、大変うれしく思いました。ご協力いただいた方々に改めて感謝いたします。生徒たちには今回の貴重な経験から学んだことを、今後大いに生かしてほしいと思います。

【D組1班 牧野さんのコメント】

 私の班は今回行った発表会においてプレゼンをし受賞することができたが、特にテーマに沿った見学場所を探すことが難しかったです。見学場所には調布市文化・コミュニティー振興財団を選び、班の仲間と協力し事前に電話連絡をし、見学した際にも様々な方の説明から見識を広め質問することができ、とても有意義なものになりました。
 今回の発表では動画を作成しましたが、中身のアイデアは班員の何気ない一言が始まりでした。このような自分一人では考えつかないことに取り組めるたことは、とても貴重な体験となりました。来年度の修学旅行や学校生活に生かしていきたいと思います。


【E組4班 望月さんのコメント】
 初めはテーマの地域コミュニティーについて検索しても見つけられず、あまり活発ではないのかと思っていましたが、お話を聞き、地区協議会や調布市文化・コミュニティー振興財団が支援している調布市民文化祭などの様々なイベントがあり、たくさんのコミュニティーがあることを知りました。その結果、自分たちで考えていた企画の根本が変わりました。SNSでも既に広めていることを聞いたため、逆にアナログで情報を広めることに主眼を置きました。コロナ禍で街を行きかう人々が減っている中、人が集まりやすいコロナワクチン接種会場でポスターを配ることをアイデアとし、企画に生かすことができました。
 今回の機会から、直接聞いて調べるからこそ生かせるものがあり、その重要性を学ぶことができました。この学びを今後にも生かしていきたいと思います。

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