トピックス

ニュース

高木東扇氏の書作品の寄贈

2023年03月15日

  • 教職員
  • お知らせ

3月7日、本年度をもって本校を離任する大迫講師より、高木東扇氏の書作品(額装)が寄贈されました。寄贈いただいた作品には、古泉千樫の短歌「梅雨はれて 夕空ひろし ここに見る 筑波の山の 大きかりけり」が書かれています。
 高木東扇氏(1918-1999)はかな書道の大家として知られた書道家であるとともに、1956年から1978年まで明治高校教諭として本校で書道を教え、また、1972年から1993年までは明治大学でも講師として教鞭をとられていました。大迫講師は明治大学で高木東扇先生に直接を教えを受けられたことをきっかけに弟子となりました。24年前に本校講師として赴任してから、その教えをもとに本校の多くの生徒に授業や書道部の活動を通して書道を教えてきました。
 大迫講師の指導を受けた生徒の一人が、本年度、本校に教員として戻ってきた松井教諭(国語科)です。松井教諭は本校在学中は書道部の部長として活躍し書教展で文部科学大臣奨励賞を、また大学院時代には毎日書道展でU23毎日賞を受賞しました。現在は、高木東扇氏の弟子にあたる先生に師事しており、高木東扇氏の孫弟子にあたります。
 大迫講師は離任後も書道部コーチとして指導を続けてくれますが、明治高校の書道の歴史は次年度から新たな段階を迎えます。寄贈いただいた高木東扇氏の作品は本校生徒たちをずっと見守ってくれるでしょう。

関連トピックス