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第77回 明治大学付属明治高等学校卒業式を挙行

2025年03月11日

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 3月10日、第77回明治大学付属明治高等学校卒業式が挙行されました。晴れ渡る空の下、明治高校を卒業する280名の門出を祝いました。本年度の卒業生を加えたことで、旧制明治中学校卒業生も含めた本校卒業生の総数は22,304名となりました。
 この学年は中学時代に新型コロナウィルスによるパンデミックを経験し、高校2年生になってようやくコロナ前の学校生活に戻るという学校生活を過ごしました。そんな卒業生に向けて、井家上哲史校長は式辞の中で、明治高校での一つ一つの経験が彼らを明高建児へと成長させ、今後の人生を歩んでいくための力を養っていったと述べました。すべての科目をきちんと学ぶという明治高校のカリキュラムはもちろん、質実剛健・独立自治を体現する学校生活を通して培った力を基に、本校で出会った生涯の友とともに、明治高校の卒業生であるという矜持を持ち、「第一級の人物」として大きく成長していってほしいと語りました。
 続いて、柳谷孝学校法人明治大学理事長から式辞、上野正雄明治大学長、水谷彰宏PTA会長、山崎秀樹総明会(同窓会)会長から祝辞をいただきました。
 在校生を代表して送辞を行った迫田遼太さん(高2)は、これまでの活動の中で先輩としてあるべき姿を示してくれたことに感謝を示しつつ、高校3年生のような頼りがいのある先輩像を目指していく決意を述べました。そして、卒業後も母校に顔を出し、自分たちが引き継いでいく明治高校の伝統を感じてほしいと呼び掛けました。
 卒業生を代表して石橋彩華さんが答辞を述べました。「互いの顔がマスクで隠された」出会いから始まった3年間であったが、在学中にほとんどの学校生活がコロナ以前のものに戻り、特に高校2年では学校行事や班部活動の中心として試行錯誤を繰り返したこと、そこで得られた達成感や思い出は一人ひとりにとって忘れられないものとなったこと、この1年は「最後」という言葉を何度となく聞き、今日という日が近づくにつれて寂しさと名残惜しさが募ってきたこと、しかし、それ以上に大きな希望を抱いて新たな一歩を踏み出していくことを力強く誓いました。
 本年度卒業生のうち269名が明治大学に内部推薦で合格しました。明治大学へ進学する卒業生も、他大学へ進学する卒業生も、明治高校で培った「前へ」進んでいく力を基に素晴らしい人生を歩んでいってほしいと思います。

式辞を述べる井家上校長

式辞を述べる柳谷理事長

祝辞を述べる上野学長

卒業生を代表して答辞を述べる石橋さん

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