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化学部の活動
2025年07月05日
- 中・高
- 教育・進路

★ 化学部の日々の活動について
化学部では文化祭で発表する実験の企画や研究, 本校で実施される学校主催の理科実験講座や調布市教育委員会が主催する調布市科学センターの講座の企画・運営を行いながら、自分の興味をもった事象について深く研究し、その結果を報告書にまとめ、さまざまな研究発表会で発表をするといった活動をしています。文化祭や理科実験講座では、化学部の部員が先生となり、多くの小学生に実験のやり方を教え、一緒に楽しみながら理科の面白さを伝えています。実験講座などで取り扱われる内容は、小学校で学習する内容を応用したものや中学受験でよく出題されるもの, 身の回りの物を使うものであるため、楽しみながらも勉強にもなります。
★ 化学部の研究内容について(2024年度)
私は、スポーツドリンクとメチレンブルーの色の変化の関係について研究を行いました。メチレンブルーは酸化されると青くなり、還元されると無色になる性質があり、この現象がメチレンブルーとスポーツドリンクの混合溶液でも起こるのかを調べました。2024年度は4種類のスポーツドリンクについて調べ、すべてのスポーツドリンクでメチレンブルーの色の変化が起こることがわかりました。今年度はスポーツドリンクのどの成分がメチレンブルーの色の変化を起こすのか、この現象が観察される回数やスポーツドリンクの成分濃度との関係について研究しています。(中3柾谷)
私は、ペーパークロマトグラフィー法を用いて、市販の水性サインペンのインク中に含まれるインク(色素)の種類を調べています。これは、ろ紙に水性サインペンで点をつけたものを水につけることで、水性サインペンに含まれるインクが分かれるという仕組みを用いています。研究の結果、水性インクには、オレンジ色や水色などのたくさんのインクが含まれていることがわかりました。2024年度は、1つのメーカーの水性サインペンしか調べませんでしたが今年度はさらに多くのメーカーの水性サインペンについて調べていきたいと考えています。(中3今井)

