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歴史研究部 松ヶ岡開墾場史料調査へ同行

2025年08月19日

  • 中・高
  • 班・部活動

 歴史研究部は、8月7日から9日にかけて、山形県鶴岡市にて夏季研修旅行を行いました。今回は、明治大学情報コミュニケーション学部の須田努教授が研究代表を務めていらっしゃる科研費研究「明治初期、旧藩地方割拠の内実と民衆の動向」の一環として実施された松ヶ岡開墾場での史料調査に同行させていただくことが主な目的でした。
 史料調査に先立ち、7日夜には、須田先生および同学部兼任講師の中臺希実先生との交流会を行い、部員の研究発表に対して、研究の深化につながるコメントをいただくとともに、松ヶ岡開墾場の概要や、先生方が歴史研究者を志したご経緯について貴重なお話を伺いました。
 そして、8日には、松ヶ岡開墾場にて史料調査に同行し、目録作成や史料の撮影を体験しました。一ページずつ丁寧に紙をめくりながら行う撮影など、一つひとつは地道な作業ですが、その積み重ねによって史料を研究に活用できることに気付き、部員たちも史料を保存する方々へのありがたみを実感した様子でした。また、証拠としての史料の重要性や自らの立場を意識した歴史叙述への眼差しが芽生えるきっかけともなりました。史料調査に同行させていただき、ありがとうございました。
 旅行最終日には、前日の史料調査を踏まえつつ、市内の致道博物館や致道館を見学しました。今回の経験をもとに、今後、部活動としてどのような歴史研究を行っていくか部員一人ひとりが考えながら、9月の紫紺祭展示の準備や個人研究を進めていきたいと思います。

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