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イワブチ アキラ IWABUCHI Akira
職格 教授
学位 博士(薬学)
最終学歴 東京大学大学院
研究業績等 教員データベース
E-mail fe11000tiefe■gmail.com(■を@に置き換えてください)
専攻分野(研究分野) 思想史( 生命論、生命思想史 )
大学院研究指導担当 博士前期  ○    博士後期  −

研究テーマ

19世紀ドイツのグスタフ・フェヒナーの生命思想、古代から現代までの生命観の変遷史

キーワード

生命、哲学、思想

主な大学院担当科目

生命論

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受験生・学生へのメッセージ

 私の専門は生命論と生命思想史です。具体的には、生命論すなわち「生命とは何だろうか(生きている状態と死んでいる状態はどう違うのか)」という考え方がどのように変遷してきたかという思想の移り変わりを、古代から現代に至るまで大雑把に追跡しています。そうした二千年以上の膨大な歳月にわたる思想を一人の研究者が専門とするのは不可能ですので、私の場合、とくに生命思想の大分岐点だった19世紀ドイツ、その中でもとりわけグスタフ・フェヒナーという哲学者・美学者・科学者に焦点を当てた研究をしています。

【必要な外国語の能力】
 私の授業ではテキストに英語の専門書を使うことがありますが、現時点での語学力は大学卒業者レベルで大丈夫です。ただし、大辞典にも載っていない見慣れない単語が含まれた文章を何とか読み解く力が必要になります。ドイツ語文献はみなさんからの要望がない限り使いませんので、ドイツ語を知らない人でも心配には及びません

【大学院進学に向けて準備すること】
 生命論と生命思想史の専門家は非常に少なく専門書もそれほど多く出版されていませんので、これらの分野を究めるには他人に頼らず自分の力で新しい分野を開拓するぐらいの情熱が必要になります。自分が本当にやりたいことを見極め、関連の基礎知識を一生懸命独学しておいて下さい。

主な著書・論文

・岩渕輝『生命(ゼーレ)の哲学 —知の巨人フェヒナーの数奇なる生涯—』春秋社, 2014年。
・岩渕輝「フェヒナーの自然科学的美学と森鷗外 —明治期日本の美学移入の一断面—」『科学史研究』Vol.56, No.282. pp. 86–105, 2017年。
・岩渕輝「グスタフ・フェヒナーの死生観のわが国における受容 —『死後の生についての小冊子』の多種類の邦訳—」『明治大学人文科学研究所紀要』Vol. 81. pp. 135–172, 2017年。
・岩渕輝「グスタフ・フェヒナーの<意識の閾>概念 —1870年代から1970年代にかけてのわが国におけるその受容—」『明治大学人文科学研究所紀要』Vol. 76. pp. 209–239, 2015年。
・岩渕輝「フェヒナーの法則の着想に関する精神物理学史的考察 —着想日1850年10月22日を巡って—」『心理学史・心理学論』Vol. 10/11(「心理学史・心理学論」刊行会). pp. 29–40, 2009年。

明治大学大学院