Go Forward

カリキュラム・授業紹介

カリキュラム・授業紹介

クリックすると拡大します

プレゼンテーションは当たり前。プロトタイピングそしてデモンストレーションを武器に。



 「先端メディアサイエンス」という学問のアプローチの仕方は、未来に生まれ得るメディアを試作し、検証すること(プロトタイピング)です。「未来はこうなる」「こうなると良いはずだ」と思想を述べる(プレゼンテーション)だけでなく、実際に作って体験させてしまうのです(デモンストレーション)。

 先端メディアサイエンス学科では、まずこれらの能力を育成します。1年生たちは、入学して半年後にはオリジナルのアプリを作り、400人収容規模のホールでデモ発表することになります。テストやレポートではなく、プレゼンテーションが最終試験となっている科目も多く「人前でプレゼンする機会がこんなにたくさんあるとは思わなかった!」と驚く学生もいるほどです。また、初対面の人たちとグループを組んで一緒に制作や演習をする科目も多く、活発・積極的なコミュニケーションスキルが求められていきます。そこでの試行錯誤や失敗を通じて、学生たちは成長していきます。

 先端メディアサイエンス学科の学生たちは常にノートパソコンを持ち歩き、毎日何時間もプログラミングを行い、AIをツールとして使いながら学びを深め、技能と興味を伸ばしていきます。1年生からのゼミ配属で大学に「居場所」があるため、講義がない時間も大学にいて、忙しく充実した日々を送っています。そして3年次は、最終的に「卒業研究」を行う研究室に配属されます。授業やゼミのために大学にいるというよりは、毎日研究室で研究するために大学にいるようになります。このような環境の中で学生たちは切磋琢磨し、学部生でも国際学会や国内学会で発表し、表彰されるほどの成果が数多く生まれています。

★1 アルゴリズム基礎

[アルゴリズムが生み出す複雑な図形]

コンピュータソフトウェアを制作する上で重要となる、アルゴリズムおよびその対となるデータ構造を基礎から学びます。プログラミングの確かな基盤を習得し、またアルゴリズムを数学的な観点から捉える考え方を学び、正しく効率的に動作するプログラムを組めるようになる事を目指します。

★2 情報分析と可視化

[国会議事録の視覚化例]

インターネット上の膨大なウェブコンテンツの中から、自分にとって必要な情報を集めてデータベースに格納し、情報を手軽に引き出したり、その結果を集約して種々の方法で視覚化することにより、世の中の変化や人の振る舞いを理解する方法を学びます。さまざまなトピックに関する演習ののちに、最後は成果発表会を行います。

★3 音響・音楽表現

[音楽制作ソフトウェア]

この授業では,先端メディア技術による「人間と音楽との新しい関わり方」について考え実践します。広義の電子音楽史について知るとともに,音響・映像プログラミングとインタフェース制作のための手法を学び,作品制作と発表およびコンサート運営を行います。

★4 バーチャルリアリティ

[協力行動の進化の空間ゲーム]

人間がどのように現実世界を知覚・認識しているのかを理解し、人が感じている現実感を人工的に作り出す方法について学びます。テレイグジスタンスや拡張現実感、ウェアラブルコンピューティング、ユビキタスコンピューティングなどのトピックについても包括的に取り上げます。