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高3E組クラスTシャツが大賞受賞

2021年11月30日

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 明治高校では、球技大会や文化祭などの学校行事の際にクラスの団結力を高めるために、一定の条件のもとでのクラスTシャツの制作が許可されています。2021年度も各クラスの創意工夫をこらしたクラスTシャツが作られました。そのなかで高3E組のTシャツが、作製を依頼したCLA-T JAPAN様が開催した「勝手にクラTジャパンカップ」において、今年度4月から7月までに作られた全国4700クラス、15万枚のクラスTシャツの中から大賞に選ばれました。そこで、このクラスTシャツをデザインした高3E組の豊島さんと中保さんにお話を伺いました。なお、選考理由等については、CLA-T JAPAN様制作の動画をご覧ください。
 
 
Q このTシャツはお2人がデザインをしたと聞いたのですが、2人でやろうと思ったきっかけやデザインのこだわりを教えてください。
 
豊島さん
 僕たち2人は、たまたま高校3年間ずっと同じクラスで、クラスTシャツ作りも3年目です。そこで、阿吽の呼吸じゃないですけれど、2人でコンセプトがぶれないように相談した後は、表面と裏面を完全に分担して、僕の表面に合わせて中保くんが裏面を作るという流れが自然にできていきました。
 僕は、もともとアメリカのコミックが好きで、アメコミ風のデザインを考えました。高校最後の学年ということで、この1年で高校生活の集大成として何かをはじめるようなイメージ、元気に飛び出していくイメージを表現したいと思いました。また、このTシャツが活躍するボールや絵の具など球技大会や文化祭のモチーフも入れました。
 
中保さん 
 僕は裏面を担当したのですが、高校3年生になって、将来に向けた夢や可能性を強く秘めている部分を強調しました。Tシャツの登場人物から、フラスコ、ロケット、教科書などいろんなものが出てくるのは、将来何にでもなれるという未来に向けた広がりとみんなの個性を表現したものです。ベースが白なのもこだわりがあって、白紙の状態から色とりどりの未来へとつき進んでいくイメージです。また、球技大会や文化祭で、この学校をいろんな方向に引っ張っていけたらと思い、カラフルな色にしました。3作目にして、初めて満足のできる仕上がりになりました。
 
 
Q デザインはどのように進めていったのですか?
 
豊島さん
 僕は、好きな作品が載っていた本などを見ながら参考になるものを探し、イラストを手書きして、それをもとにiPadで清書していきました。だいたい、下書きを土曜日に40分くらいでやり、日曜日1日で清書しました。
 
中保さん
 僕はコンセプトもとに1からデザインしていったので、1週間くらいかけて作りました。なかなか作品に満足できず、試行錯誤を重ねました。パソコンのソフトを使って、最初の構成の段階でさまざまな部分についてそれぞれ何パターンかのデザインを考え、並べてみてベストなものを選びました。その後、豊島くんの表面と合う形で、調整をして完成させました。
 
Q 対照的な作り方ですね。技術的にもとても素晴らしいものだと思うのですが、将来の進路もそちらの方面を考えているのですか。
 
中保さん
 僕は父が美術関係の仕事をしていた影響もあり、デザイン関係のディレクターを考えています。明治大学の情報コミュニケーション学部を志望していて、デジタルアートなどの分野に興味があります。理系クラスではないのですが、今は、文系理系に関わらず、いろいろな仕事をできる時代だと思うので、がんばっていきたいです。
 
豊島さん 
 僕は自分に合った仕事を将来したいと思っているのですが、まだはっきりと何をしたいとは決まっていません。特に、デザイン系の仕事という考えもないのですが、好きなことなので何らかの形で趣味として続けていきたいと思っています。
  
 
Q 最後に、球技大会ではクラスTシャツが大活躍しましたが、どんな気持ちだったのですか。
 
豊島さん
 自分たちのデザインしたTシャツを着てもらうのも3年目なので、「デザインをがんばったから、今年は特別」という感覚はありません。正直に言えば、自分自身が競技に夢中だったので、気にする余裕はなかったというのもあります。夢中でがんばったからか、僕たちはバレーボール(男子)で優勝しました。
 
中保さん 
自分たちの考えたものを使って、クラスのみんなが躍動している姿を見て、正直、感慨深いものがありました。ただ、バレーボール(男子)で優勝できたのは、Tシャツの力に違いありません(笑)

高3E組のクラスTシャツ

豊島さんと中保さん

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