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坊ちゃん科学賞優秀賞受賞

2021年12月21日

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 高3の大塚雄貴さんが、東京理科大学が主催する第12回 坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト(高校部門)に「2次方程式の解の分布曲線」と題する研究で応募しました。見事に論文審査を通過し、優秀賞を受賞しました。そして、11月14日には、優秀賞から最優秀賞を選ぶための発表会に参加しました。
 この研究は、数Ⅰで学習する2次方程式の解の分離問題に端を発し、数Ⅲで学習する複素数とガウス平面をツールとして、2次方程式の係数を変数とする解の点集合を分布曲線として特定することに成功したものです。プレゼンテーションでは、GeoGebraの文字スライダー機能を効果的に用いて解の位置の動きを可視化する等、ICTを数学の発表に取り入れる多くの試みも行いました。
 新型コロナウィルス感染症の影響で発表会がオンライン開催になったため、当日、大塚さんは本校PC教室からオンラインで録画動画によるプレゼンテーションおよび審査員からの質疑応答に臨みました。審査の結果、残念ながら最優秀賞は逃しましたが、動画撮影が得意な同級生の助けや関根教諭(数学科)の指導を受けながら準備した成果を十二分に発揮しました。講評の中で、大塚さんの発表に対しては、プレゼンテーションのわかりやすさや解の分布や二次方程式の挙動に注目した着眼点の良さなどに称賛の声が多く寄せられました。
 
・高3大塚さんのコメント
「自分の研究がこのような素晴らしい賞を受賞することができて、とてもうれしく思っています。また、プレゼンテーションを制作する上で、本田賢太郎さん、松浦史明さん、長岐朔充さん、清水洋太郎さんの同級生4人には動画撮影に協力してもらいました。また、指導教諭の関根先生にはこの賞を紹介してもらうだけではなく、遅くまで個別にご指導をいただきました。ここにみなさんに感謝申し上げます。この賞を通して得たことを基にして、大学でも数学の研究に邁進していくつもりです。」
 
*第12回 坊っちゃん科学賞 研究論文コンテスト(高校部門)については以下のリンクをご参照ください。

プレゼンテーションの一場面

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