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高1学活 フォトロゲイニング

2022年02月28日

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 1月26日、高1学年では、学年学級活動として、学校周辺での班別オリエンテーリング(フォトロゲイニング)を実施しました。コロナ禍で様々な学校行事が制約を受けるなか、学年・クラスの親睦を図りながら、公共の場でどのように判断・行動すべきかを考え、学校周辺の多くの文化財に触れて地域への関心を高めるという目的で実施されました。
 フォトロゲイニングとは、地図に記載されているチェックポイントの場所と点数を確認し、時間内にできるだけ多くの箇所を回り、その点数を競うものです。設定された48のチェックポイントのなかから、どれを選ぶか事前に班員で相談し、当日、ルートを回っていきます。「近藤勇ゆかりの地を制覇」「調布七福神を制覇」などのボーナスポイントなども設定されており、戦略的な思考も必要になります。深大寺、国立天文台、調布航空宇宙センターなど、様々な施設があるので、班員の興味関心に合わせて選んでもよし、ロゲイニングの勝利を目指してもよし、有意義な時間の使い方についても考える行事になりました。
 また、本来見学料を要する施設を特別に無料で見学させていただけるなど、チェックポイントの各施設の方々にご協力いただきました。ありがとうございました。
 半日間でしたが、みんなで話し合い、歩き、学校周辺の文化財などに触れる貴重な機会となりました。
 
【生徒の声】
・男女ともにたくさん話せるようになり、みんなで協力しながら取り組むことができた。距離的・時間的な問題もみんなで考え、ルートの変更や行き方の相談をした。ロゲイニング中もみんなで会話を楽しみながらポイントまで行ったり励ましあったりすることができたので、とてもよかったと思う。学校周辺についてあまり詳しく知る機会がなかったのでどこに何があるのかよくわからなかったけれど、その分今回のロゲイニングで多くの神社があること、のどかな風景で住みやすそうな場所が多いこと、意外と山道のようなところもあることなど、様々なことを自分たちで発見することができた。計画通りには進めなかったけれど、班員全員で楽しく安全に回れてとてもいい機会だった。
 
・普段の登校手段がスクールバスのため、学校周辺には何があるか、どのような道があるかなど、分からないことが多くありましたが、想像以上に広範囲の様子や風景を知ることが出来たことが良かったです。グループのメンバーと現在地やルートについて相談したり、移動中に普段あまり話したことが無い人と交流を深めることが出来たりと、メンバーの親睦を深めることが出来たことも良かったと思いました。
そして実際に紙の地図のみを持って歩くことで、地図の見方や、地図記号の本格的な活用法を実践を通して学ぶことができ、それを通じて地図の便利さを改めて知ることが出来ました。最近はGoogleマップなどの便利な機能に頼りがちですが、この機会を活用して、私生活でも紙の地図を活かした試みをしてみたいと思うきっかけになりました。
 
・最も感じたことは班員との親睦が深まったことだ。明治高校野球部ゆかりの場所に初めて行くことができたので面白かった。班員の中に誰も不満やマイナスな言葉を言う人がいなかったので、ボーナスポイントを目指してペースを上げたときにもみんなで励まし合うことができた。特に先頭をずっと引っ張ってくれていた人達は後ろのことをよく気にしながら声をかけてくれていた。途中迷いそうになった時にも冷静に判断をして、班内で役割分担ができていたと思う。意外と学校周辺のことを知らなかったので、新たな発見が沢山あってとても充実した1日になった。コロナ禍でもこのような行事を行えたことが何より良かったと思う。ありがとうございました。
 
・通常、学校の登下校以外は2週間に1度外出するかというレベルの引きこもりのような生活を送っていたため、良い経験になったと思う。個人的には少なくともここ5年間で最も連続して歩いたのではと感じている。また、今まで地図を読むことはあまり得意ではなかったが、とりあえず東西南北はある程度すぐに分かるというレベルにまでは成長出来た気がしたので良かったと思う。
 
・電柱に書いてある住所、町内会の掲示、地図記号、高低差などをチェックし続けてたどり着いた時の達成感。携帯なんかに頼らなくても、作戦次第で良いルートを発見できることもわかった。地元の人に助けていただくこともあり、人の優しさに触れた。リーダーを中心に走って先陣を切ってくれたり、地図を誰よりも確認して最善の道を教えてくれたり、女子の荷物を持ってくれたり、体調を心配して気遣いの声をかけてくれたり、班員の男子に支えられて時間内にゴール出来た時の感動。たぶん20km以上歩いたのに誰もネガティブなことを言わずに過ごせた上に、行きたかった所や知らなかった所に行けたこと。
どんな結果でも後悔なく楽しかった思い出を作ることが出来たこと。
 
・いままでフォトロゲイニングという言葉さえ聞いたことがなく、上手く時間内に帰ってくることができるかなど心配な点が多くあったが、体験してみて知らない地域を見てみると予想以上に楽しく4時間はあっという間だった。よく色々な授業の先生が明治の周りの地域や施設の話をしていたが正直あまり興味はなかった。しかしいざ見てみると想像以上に面白く少し興味がわいた。そして体力がない自分が疲れながらも長距離を歩いて時間内に戻ってくることができて達成感が大きかった。武蔵野公園のチェックポイントで写真を撮っていると、地域の写真を撮るのを趣味にしている方がそれを見ていて話しかけてきてくれた。そしてその人が武蔵野公園で撮った夕日や凍った湖、飛行場など様々な写真を紹介してくれ一部をもらうことができたのも良い思い出だった。
 

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