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有志茶道部 初釜
2025年01月15日
- 中・高
- 学校生活
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有志茶道部では、1月11日、本校作法室にて「初釜」を行いました。「初釜」とは茶道の稽古はじめのことで、新しい年を迎えて初めて釜に火を入れ茶会を行います。平素はあまり見ることのできない、先生が弟子たちのために自ら点前(てまえ)(=お茶を点てること)をしてくださる日でもあります。また、このたびは先生(本校卒業生の保護者)が新年にふさわしいお道具をご用意くださいました。季節のお菓子(「水仙」)をいただき、掛け軸の言葉を味わいながら、貴重な時間を過ごしました。
なお、有志茶道部では久しぶりに部員が皆で飲食をともにする(お茶菓子をいただきながらお抹茶を飲む)機会となりました。コロナ禍により茶道の世界でも様々な制約がありましたが、本校でも活動中はお茶を点てることを主とし、飲食することは控えてきました。本来茶道では、客はお菓子を食べてから亭主の点てた抹茶を飲む、のですが、今年度の文化祭でもお茶菓子やお抹茶の提供は断念し、部員の点前を見ていただくだけとなりました。
現在の部員はコロナ禍に入学したため本来の茶会のお稽古を経験したことがまだありません。部員たちの多くは、将来、お茶を点てて客をもてなすより、客として抹茶を飲む方が機会としてはあることでしょう。今年は客の作法(お菓子の取り方、お茶の飲み方、茶碗の拝見の仕方など)を改めて学んでいくことになりそうです。