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研究施設・設備一覧

リアルタイムPCR装置



特定の遺伝子の発現を高感度・高精度に検出し、さらに発現量を測定する(定量する)装置です。新型コロナウイルスの検出でも、同様な装置が利用されています。

液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS/MS)

液体クロマトグラフ質量分析計

複合試料が高速で分離できる装置に最先端の質量分析計を結合させた機器。ペプチドなど低分子化合物の質量を素早く高感度で分析できます。

セルソーター

セルソーター

非常に高速で連続的に移動する小さい液滴の中に閉じ込められた1つ1つの細胞レーザー光を当て、生じた屈折光や蛍光から特定の細胞の分布を調べたり、分取する装置。ある細胞集団の中から特定の細胞を生きたまま1つずつ分離・回収することも可能です。

飛行型質量分析計(MALDI/TOF-MS)

飛行型質量分析計(MALDI/TOF-MS)

田中耕一さんのノーベル賞受賞(2002年)で、その名前が一般的にも知られるようになった質量分析計。タンパク質や核酸などの高分子化合物の質量を超微量で分析できます。

次世代シークエンサー

次世代シークエンサー

初期のゲノムプロジェクトでは何年もかかったヒトゲノムの30億塩基対を1~2日程度で決定できる能力をもったシークエンサーです。農学部特有の配列未知の動植物や微生物のゲノム解析からエピジェネティクスなどのポストゲノム解析までを行うことが可能です。

走査型電子顕微鏡(SEM)

走査型電子顕微鏡(SEM)

物質の表面構造を観察するときに用いられる電子顕微鏡。微生物の丸ごとの形態や動植物の組織構造などの観察に利用されています。

セクショニング蛍光顕微鏡

セクショニング蛍光顕微鏡

酵母など微生物や、動物細胞の内部でおきているダイナミックな変化を「生きたまま」「リアルタイムで」観察することができます。細胞内の特定のタンパク質を赤や緑の蛍光で検出し、それらの立体的な精密画像を解析することで、細胞分裂や細胞内小器官の変化の様子を研究しています。

透過型電子顕微鏡(TEM)

透過型電子顕微鏡(TEM)

小・中学校でよく使われる光学顕微鏡より、10万倍以上小さな物が見える顕微鏡。ナノスケールのウィルスやタンパク質1分子を観察できます。

ファイトトロン

ファイトトロン

太陽光に近い照度と波長組成を持つ光、温度、湿度などをきめ細かく制御できる植物育成装置です。自然に近い条件で特定の環境要因のみを変化させ、植物の成長にどのような影響を与えるかを解析できます。

マイクロアレイデータ処理装置

マイクロアレイデータ処理装置

刺激や環境条件による数千種類の遺伝子発現の変化を網羅的に調べる装置で、ポストゲノム解析に活用しています。

ガスクロマトグラフ/質量分析装置(GC/MS)

ガスクロマトグラフ

ガスクロマトグラフ(GC)と質量分析装置(MS)を結合した複合装置です。GCで分離した単一成分についてMSスペクトルを測定することにより成分の定性を行い、MSにより検出されたイオンの強度により定量を行います。有機化合物(特に低分子量成分)の定性・定量を目的とした分析に活用しています。

レーザー共焦点顕微鏡

レーザー共焦点顕微鏡

特定のタンパク質が細胞内のどこで働くか、時間経過に伴ってどのような動きをするか、あるいは他のタンパク質との相互作用などを、組織や細胞が生きた状態で高感度・高精度に観察することができる装置です。

解析用サーバー

解析用サーバー

コンピューター(サーバー)は大規模解析を実現します。解析用サーバーでは、ゲノム配列決定や新規遺伝子探索、生物種間での遺伝子の類似性の解明などさまざまな大規模解析を可能とします。また、解析データを全世界に発信するWebサーバー機能も備えています。

水利実験場

水利実験場

維持管理が容易で、環境に配慮した水路や取入堰などの水利施設の開発や改良をするために模型を製作して実験を行っています。写真は、農業用水路を使った小水力発電のための水車の実験をしているところです。

バイオテクノロジー実験設備棟

バイオテクノロジー実験設備棟

植物・微生物等の遺伝子組換え実験を行うためのクリーンルーム。外気からのホコリの浸入を防ぐエア・カーテン設備、および組換え植物の花粉等が外に拡散しないための設備を有しています。

植物培養室

植物培養室

光や温度・湿度を人工的に調節できる培養室です。遺伝子導入した細胞からの植物個体の再生や、低温・乾燥などの環境条件に対する植物の応答や遺伝子機能の解析に利用しています。

ライシメータ

ライシメータ

作物を実際に栽培しながら、降雨量、灌水量、および排水量を観測し、作物の蒸発散量(要水量)を経時的に捉えるための施設です。地下水を調節することも可能であり、作物生産において重要な水収支との関係を定量的に解析しています。

温室

温室

水耕栽培・礫耕栽培としての施設園芸を行っている研究実験用の温室です。主に品種改良等を試験的に栽培したりするために使用されています。

温室効果ガス交換量測定装置

温室効果ガス交換量測定装置

水田において温室効果ガス(CO2、 N2O、CH4)の発生量と吸収量を経時的に測定する装置で、3次元超音波風速計と光音響式ガスモニターから構成されています。熱収支各項と土壌環境の測定も同時に行っています。

実験動物飼育施設

温度・湿度調整された設備の中で、マウス・ラットを飼育しています。
 ・ 小動物飼育室 12室
 ・ 中動物飼育室 3室
  • 動物施設および動物実験の運営(動物実験委員会)