佐藤　篤之 SATO Atsushi

力学系・葉層構造
連続的な力学系は天体の動きの研究から生まれたテーマです。点が将来、どこに行き着くかを調べます。系によって、特定の軌道に近づいたり、空間全体を徘徊したりします。葉層構造は力学系を一般化したもので、軌道の次元が１次元より大きいものを考えます。

すべての点で微分できないような連続関数、と聞いてそのグラフが想像できますか？このような関数は実際に存在します。数学（あるいは自然現象）に現れるこのような図形（一種のフラクタル）を自分の眼で見てみませんか？力学系にはこのような図形がたくさん出現します。

◆力学系の軌道の極限集合
◆空間（多様体）の形の違いと力学系の性質
◆多様体の幾何構造と葉層構造の関係