法科大学院の授業 学習環境 新司法試験 青山 皆さんは初めての受験で司法試験に合格しました。合格するうえで「これがよかった」と思う点をあげてください。 柳 一つあげるとしたら、同じ目標に向かって努力する仲間がたくさんいたということ。お互いに励まし合ったり、欠点を指摘しあったり、お互いを高めていく関係が築けたのが、とてもよかったのではないかと思います。 稲田 基本書をとにかく読んだこと。「最終的には基本書」と思って、科目ごとに「この基本書と心中する」という気持ちで、選んだものととことん付き合う姿勢で臨んだことが、私はよかったと思います。 寺岡 私は、高柳さんと同じで、優秀で、努力家で、励まし合える仲間がたくさんいたことですね。 青山 法科大学院の責任者として感じているのは、学校制度というのは、教師が教えることのほかに、学生同士が刺激し合い、勉強し合い、そして励まし合う、そういう場をつくることが大切だと思うんです。教師が教えられる部分はほんのわずか。司法試験を受けるのは学生自身ですから、そういう刺激を受ける場、勉強をする場を提供できることが、学校制度のいいところだと思うんです。これは予備校では決してできないことです。そういう意味でも法科大学院ができたということは、今のところ評価していいんじゃないかと思っています。 将来の夢 明治大学法科大学院を目指す人へ 座談会TOPへ 前のページに戻る