政治経済学部

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経済学科

経済学科の教育理念

  経済学科は,希少な経済資源の分配,生産及び消費によって,人々の経済的厚生を高めていく方法を分析し,理解させることを目的とする。それを踏まえて,本学科では,単に経済学の視点からだけではなく,他学科に設置されている政治学,行政学及び社会学系科目並びにその他学際的科目も履修させ,総合的視点から経済学を学ばせる。そして,この視点から多様な経済事象を分析し,政策立案ができ,かつ,グローバル化の進行に十分に対応できる人材を育成する。

経済はむずかしい?

 社会科学者は「社会」の病気を治す医者です。社会は時として悲劇的な病にかかります。かつては「飢饉」、「流行病」、「戦争」の三つが人類にとっての最大の悲劇でした。
 農業革命や産業革命、交通手段の発達などにより「飢饉」は人類が常に直面する脅威とはならなくなってきました。インフルエンザのように撲滅することのできない伝染病やSARSのような新しい「流行病」も出現してはいますが、医学や公衆衛生の進歩により、多くの病気を人類は克服してきました。最後に残された悲劇は「戦争」です。戦争の原因は、宗教やイデオロギーであることもありますが、その根底には経済問題が存在していることも多くあります。
 わが国が直面している少子高齢社会は、今後大きな経済問題をもたらすことになります。これまでは常に老人は少なく、子どもが多い社会でした。経済力のある若い世代が、老人世代の面倒をみる社会でしたが、少子高齢社会ではその根底がくずれます。富の分配が世代間でうまく動かなくなるのです。経済問題があるところには争いがあり、それが国家間では戦争になります。
 「社会」の病気の多くは、富の公平な分配や福祉がうまくいかない場合に発生します。経済を考え、その問題を克服するための大きな意味をもつのです。経済はむずかしい。「社会」の病気を治す優秀な若手医師となるみなさんと、経済問題を解決する方法を真剣に考えていきたいと思います。

<学科長からのメッセージ>

永原学科長 経済学科長 永原 裕一 教授

 

経済学とは、有限な資源から価値を創造し、生産・消費・分配によって、人々の「暮らし」(すなわち、経済的厚生)を向上させることを目的とし、理論、歴史・思想、政策について探求していく学問であります。

理論部門では、ミクロな需要と供給による価格決定メカニズム、マクロな生産・消費などの経済循環、また、実証のための統計的手法などを学びます。歴史・思想部門では、著名な経済学者の学説やその思想、日本や世界の経済の歴史を学びます。これらの知見をもとに、政策部門では、実際の経済社会ではどうすればよいのかを、経済・財政政策から社会保障・労働政策まで、幅広く学びます。

 経済学科では、以上のすべての部門に、基本科目・応用科目として多数の講義を用意しています。また、ゼミ指導重視の教育を行っていて、1・2年次の基本演習、3・4年次の専門演習によって、皆さんの興味に応じ、きめの細かい指導を提供しています。

 

21世紀になり、世界は安定するどころか、世界的金融危機、資源・食糧問題、地球環境問題、貧困問題、少子高齢化問題など、グローバル化のなかで、混迷を深めていると言えます。これらの問題の底には、経済的な問題が多く存在し、問題解決のため、今後益々、経済学は重要になって行くでしょう。

 

本学部経済学科は、他の学科の政治学・社会学・地域行政学、また国際文化も履修でき、この21世紀の複雑な難問の解決のための学問を学ぶ上で、最もふさわしい学科の一つと言えます。

 

経済学を中心に学びながら、歴史・哲学・サイエンスなどのリベラルアーツも学ぶ、「教養豊かな専門人」に成ってほしいと思います。また、グローバル化の中で、外国語習得や留学体験も積極的にしてほしいと思います。さらに、情報リテラシーや計数能力、プレゼンテーション能力、問題解決能力だけでなく設定能力も身に付けてほしいです。そして、いつまでも好奇心を失わず「なぜだろう」と問いかける気持ちを持ち続けてほしいと思います。

 

若い皆さんは、これからの社会を作っていく貴重な人材です。先人たちが残してくれた学問という遺産を共に学び、新しい学問や未来の経済社会について考えて行きましょう。それは、きっと楽しい経験になると思います。

 

 

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