2011年度から新たに導入されたこのプログラムは、卒業後のキャリアデザイン構築のための5つのプログラムから構成されています。それぞれのプログラムは「学部カリキュラム」と連動し、学部教育振興プロジェクトの「社会適応能力強化プログラム」を活用しながら、社会的・職業的自立のための能力の向上を目指します。各プログラムには修了要件があり、修了時にはディプロマが授与されます。
政治経済学部では、1・2年生を対象に大学卒業後につきたい仕事のイメージをつかみ、大学での生活を積極的かつ有意義に過ごし、自分の将来のキャリアをデザインしていく基礎作りをすることを目的として、以下の5つの「就業力育成総合講座」を開講しています。就業力育成プログラムの中核となる講座として、各プログラムの必須科目に設置されています。
卒業後にマスコミ・メディア関連業界での仕事を目指す学生を対象にした講座です。新聞、放送、出版、広告、ネットニュース社などジャーナリズムの現場の第一線で働く方々を講師として招き、仕事の内容・楽しさ、自らの体験やリアルな気持ちを生々しく語っていただいています。「多岐にわたるジャンルの方々から、それも現場で働く現役の人から直接、体験談を聞けて有意義だった。それぞれが、各業界の課題を言って下さった点がよかった」と学生に好評です。
将来、地域社会の「星」となる公務員や地域産業のリーダーを目指す学生を対象とした講座です。公務員をはじめ、地域振興のNPOを立ち上げた方、地域を支える政治家や会社経営者など、地域のために働いている様々な分野の方を講師として招き、「地域社会を支えるために働く」というテーマで話を伺います。学生からは「今現在、地域振興のために活躍されている方の話を聞いて、自分の将来、今やるべきことなどについて考えさせてくれた講師の方々に感謝しています」との感想が寄せられています。
政治経済学部の卒業生には、起業して成功を収めた方々が多くいます。この講座では、会社創業者や経営幹部、また、起業をサポートする分野で活躍されている方々を講師として招き、起業の心得やビジネスの世界でキャリアを築いていくために必要な能力、その育成の方法などについての講義をしていただきます。学生からは「自己分析をしたり、グループディスカッションをしたり、素晴らしいスピーチを見せてもらったり、内容の濃い講義でした」との感想が寄せられています。
卒業後、政治家や様々な組織のリーダーとして、自分が理想とするものの現実に向けて活躍しようとする学生たちを対象とした講座です。現役の国会議員や地方自治体トップの方々など、政界で活躍されている講師を中心に、各分野の仕事の内容、自らの使命感や夢を熱く語り、それを担うために必要とされる能力、その能力の育成方法などについての講義をします。「リアルな政治の話を聞くことができ、視野が広がった」「学生に向けて、今、すべきことをアドバイスしてくれた。大変参考になった」と学生に好評です。
将来、国際社会で活躍することを目指す学生を対象とした講座です。国連や世界銀行などの国際機関、政府の国際協力機関、国際ビジネスの第一線で働いている方々を講師として招き、それぞれの経験を織りまぜながら「国際社会で働く」ことをテーマにお話をしていただきます。学生からは「国際社会の舞台で働く人から想像を超えたダイナミックな話を聞くことができ、今まで自分が知らなかった職業についても知ることができて可能性を広げられた」「将来の夢について考え、キャリアを作っていく際のヒントを得た」との感想が寄せられています。
