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ゲストスピーカーによる特別授業(12月4日実施)

実施日:2015年12月4日(金)
実施場所:駿河台キャンパス 1083教室
科目名:企業評価論B
ゲストスピーカー:荒井 卓(シュローダー・インベストメント・マネジメント(株) 運用部 日本株式プロダクト担当部長)

実施内容:
 2015年12月4日の企業評価論Bの講義では、シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社の荒井卓氏に「日本株式運用の実際」というテーマで講義をしていただいた。講師の荒井氏は、運用部で海外投資家等を中心に日本株式の営業を行っている。

 講義内容は以下の通りである。
(1)資産運用ビジネスとは?
(2)株式投資
(3)資産運用プロフェッショナルの条件
 
 講義では、はじめに資産運用のビジネスについて、ビジネスの概観、収益構造と顧客、資産運用会社の組織と業務、運用哲学の重要性、仕事の魅力などについて話があった。さらに、株式投資に関しては投資スタイルや投資企業を決定する際の企業調査の手法、株式アナリストによる株価評価の実際とファンドマネージャーの役割などについて説明があった。ここでは、実際にクライアントを訪問する際の資料をもとに、シュローダーの投資哲学や投資スタイル、株式評価の手法などについて話をしていただいた。さらに、資産運用プロフェッショナルの条件として、資産運用に対するコミットメントや高い倫理観、顧客利益を優先する事の重要性などについて話があった。

 講義終了後、学生からは株価評価の手法が運用会社によって違う理由はなぜか、仕事をしていく上で大切にしていることは何か、今後キャリア上挑戦してみたいことは何かといった質問があった。学生にとっては普段あまり接することがない資産運用のビジネスについて深く知る良い機会となった。
         
                                           
                                                          奈良 沙織(科目担当教員)