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ゲストスピーカーによる特別授業(7月4日実施)

実施日: 2016年7月4日(月)16:20~17:50
実施場所: 和泉キャンパス 第一校舎210番教室
科目名: 日本近代文学A
テーマ: 日本の言葉と文化
ゲストスピーカー: 立川 がじら 氏(立川流前座)

実施内容:
 本講義では日本詩歌、中でも俳句を中心に扱っているが、俳句の背景にある季節感とその中での庶民の生き様にも興味を持って貰うべく、毎年落語を実演して聞かせている。今回も7月という季節に合う演目を口演下さるよう予めお願いしておいた。
 落語研究会部員達にも協力して貰い、出囃子を入れて盛り上げつつ、次のような演目を聞いて貰った。

 立川がじら 「親子酒」
         「青菜」

 当日書かせた感想を読むと落語自体にあまり興味のなかった学生も興味を持ったようである。噺そのもののみならず、その場の緊張を解き、自分の世界へと引き込む話術、また一人で何人もその場にいるかのように表現する技術に感銘を受けた者も多かったようである。
 「青菜」を真に理解するためには日本史の知識が必要となるが、その点もゲストスピーカーの工夫により十分楽しんでいたようであるし、日本文化の一端に触れることができ、当初の目標を達成することができた。総じてとても好評だったので、可能であれば来年以降もこのような機会を作っていきたいと考えている。
                                                         西山 春文(科目担当教員)