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ゲストスピーカーによる特別授業(5月15日実施)

実施日: 2017年5月15日(月)10:50~12:30
実施場所: 駿河台キャンパス 1123教室
科目名: 意思決定会計論A
テーマ: マテリアルハンドリングと管理会計
ゲストスピーカー: 辻本 方則 氏(㈱ダイフク 技監)
実施内容:
 5月15日、㈱ダイフクの技監・辻本方則氏による特別授業「マテリアルハンドリングと管理会計」を実施した。講義では、マテリアルハンドリング(マテハン)に携わる企業において管理会計的な思考がどのように活用されているかが論じられた。
 辻本氏はまずマテハンについて説明し、1990年代のキャッシュフロー会計に対する意識の高まりが、企業におけるSCMに大きな影響を及ぼしたと述べた。また、様々な具体的な事例を示して産業界においていかにマテハンが重要なものか、またその構築や改善に際してどのように管理会計的な思考が採られているかについて言及した。さらにAIやIoTの発展に伴う産業界の今後の見通しについても説明した。
 この特別授業では私語が無く、80人超の参加が皆、真剣な眼差しで投影されたスライドを見たり、辻本氏が話した内容を必死に書き留めたりする等、非常に良好な雰囲気の中で実施することができた。また質疑応答の時間を設けたところ、積極的に質問する学生もいた。役員も務められ、現在の産業界の動向について卓越した知見を持っておられる辻本氏より様々な刺激を受けることができたという意味で、この特別授業は非常に有意義なものであったと考えられる。

前田 陽(科目担当教員)