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ゲストスピーカーによる特別授業(6月12日実施)

実施日: 2017年6月12日(月)17:10~18:50
実施場所: 和泉キャンパス M302教室
科目名: 経済学A
テーマ: 富岡製糸場の世界遺産登録について
ゲストスピーカー: 今井 清二郎 氏(元群馬県富岡市長)
実施内容:
 昨年に引き続き、経済学Aの授業のゲストスピーカーに、今井清二郎氏に来ていただきました。今井氏は、明治大学と協定を結んでいる群馬県富岡市の元市長で、富岡製糸場を世界遺産にすることを提唱したかたです。明治大学商学部出身の学生たちの先輩でもあります。その時の経験をお話しいただくと、私がいつも話している理論だけでなく、実践を同時に学べると思い、お呼びしました。
 昨年度もそうだったのですが、まずは人生の先輩として後輩に対して生き方のアドバイスをなさってくださいました。頼まれたら断らない、何かあったら人に頼む、という言葉を学生たちに伝えました。頼まれた人の方がそれを受けるかどうか判断するのだから、どんどん他の人にお願いしたらよいというものでした。元市長さんだけあって強い説得力を持っていらっしゃいました。
 紙芝居をご準備下さったので、昨年使われたのと同じかなと思いましたら、バージョンアップして、富岡製糸場の場所の選定に関する紙芝居になっていました(昨年度は、富岡製糸場の場所選びから完成まで)。日々今井氏は自身をブラッシュアップされているようです。
 今井氏が驚いていたことに、学生たちが真剣に聞いてくれたことだそうです。おしゃべりもせず、食い入るように聞き入ってくれたそうです。いろいろなところで話をされている今井氏がびっくりするくらいですから、商学部の学生の話の聞き方は素晴らしかったのでしょう。プレゼン力というのは話す力だけでなく、聞く力が大切だという教えが伝わっていたからかもしれません。
 群馬からいらしてくださった今井氏、ご苦労様でした。

水野 勝之(科目担当教員)