商学部

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ゲストスピーカーによる特別授業(6月25日実施)

1.実施日    
2018年6月25日(水)10:50~12:30

2.実施場所
和泉キャンパス 6番 教室

3.科目名
日本語表現論A

4.テーマ 
話芸の表現-落語の実演-

5.ゲストスピーカー
立川がじら氏 (落語 立川流 二つ目)

6.実施内容
 落語立川流の立川がじらさんより、落語の実演をしていただきました。本題に入る前のマクラでは、修業時代のエピソードや落語界の四方山話をコミカルに語って聴衆との一体感を図り、その後小噺を立て続けに披露して、場の雰囲気を温め笑いやすい状況を作り出していました。
 本題の噺は「親子酒」と「風呂敷」でした。「親子酒」は酒好きの親子が禁酒の約束をしたものの、約束が守れずに口論に至るという滑稽話です。ストーリー展開は現代に通じるものでわかりやすいものですが、使われる言葉がやや古くまた当時の商店における隠居と若旦那という設定などが現代の大学生にはわかりにくいことから、演じるには相当の力量が必要となります。しかし、がじら氏は言葉を選び、また現代の用語に置き換えるなどの工夫を行い、非常に分かりやすい落語に仕上げていました。
 「風呂敷」は、やきもち焼きの男が誤解してやきもちを焼くのを阻止するために、鳶頭が風呂敷を使って活躍する滑稽話です。実際に風呂敷を使う様子をリアルに演じることで、客に滑稽さを感じさせるところに特徴があります。ここでも、がじら氏は風呂敷について丁寧に身体で描写し、さらに言葉を現代用語に置き換えながらわかりやすく演じていました。この噺は、古今亭志ん生、古今亭志ん朝、立川談志などが得意としていましたが、がじら氏はオチに工夫を加えることで学生をヒヤッとさせる演出をしていました。
 演じられた二席は古典落語ではありますが、その中に現代風なアレンジがほどこされており、落語が現代にも根付いている話芸であることが実感できるものでした。登場人物の演じ分け、間の取り方など、その高い技術に対して学生たちは驚きを隠せない様子でした。また、日常の話し言葉や、身振り手振りを使ったコミュニケーションにおいて、私たちも意識したほうがよい要素が数多く見られました。
 学生の感想の中には、「複数の登場人物を一人で演じているのに、なぜか誰が話しているのかがはっきりわかる」など、演者の話術を体感したコメントが多くみられました。
 今回の実演は、落語というものが、話し言葉を使った高度な芸術であり、現代の日本文化に寄与しているということが実感できる有意義なものでした。
                                                                                                                                                   

担当教員 石出靖雄(科目担当教員)

                                                                                                                       

 

                                 

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